前提
- [Unity] CV VTuber Exampleのサンプルを動かしてみるまでやってあること。
前回との差異
- Unity 2021.3.16f1
作業
以下主に備忘録です。
(必要なら)Unityエディタの追加
今回は説明も兼ねて、必要そうなものをイチから追加していく手を取ります。2021.3.16f1でやっていきます。
前回記事のセットアップまで済ませてあります。
Windows向けビルドを試してみる part1
Build Settings
を開きます。
特に何も変えずBuild
ボタンを押します。
保存先の指定をするダイアログが表示されるのでよしなにしてあげます。この後でAndroid向けビルドもやる予定があるので、今回はBuilt/Windows
という名前で指定しました。
出来上がった(プロジェクト名).exeを起動してWebCamTexture CV VTuber Example
というボタンを押して正しく動いていれば完了です。
Windows向けビルドを試してみる part2
次に面白そうだったからという理由ですがScripting BackendにIL2CPPを指定した状態でWindows向けビルドをします。
画面上部メニューより、Edit/Project Settings...
を開きます。
次に、サイドメニューからPlayer
を選択します。
PC向けの設定のあるタブの中のOther Settings
を展開します。
スクロールしていくと、Configuration
の中にScripting Backend
というのがあるのでこれをMonoからIL2CPPに変更します。
変更したらpart1と同じようにBuild Settings
を開きます。
この時エラーが出ている場合、Windows向けのIL2CPPサポートが入っていない可能性があります。追加しましょう。
特に問題なければそのままBuild
ボタンを押します。
今回はBuilt/IL2CPP
を指定しました。
Android向けビルドを試してみる
Build Settings
を開き、Platform
としてAndroid
を選択、そのまま右下のSwitch Platform
を選択します。
しばらく待つと、Switch Platform
のボタンのところがBuild
に変わりますが、必要な設定をしていきます。
-
キーストアの設定をいい感じに誤魔化す
Project Settings
を開き、Player
内のAndroidタブを開きます。続いて、Publishing Settings
を開き、Project KeyStore
のCustom Keystore
のチェックボックスを外します。 -
Target Architectures
の指定を変える(必須ではなさそう)
1の画面のまま、Other Settings
を展開します。Configuration/Target Architectures
から、x86系をすべて外すか、すべてチェックを付けるかのどちらかの状態に揃えます。今回はすべて外した状態にします。
すべて良い感じになっているとビルドが通ります。
今回は手元のPixel5で試しました。
トラブルシューティング
鬼のようにコケまくりました。以下に試したことを書きます。
Unable to sign the application; please provide passwords!
と言われてビルドがコケる
[unity2019]Unable to sign the application; please provide passwords! がうっとうしい を参考にしてください。
前略)player\UnityPlayerActivity.javaは非推奨のAPIを使用またはオーバーライドしています。
と言われてビルドがコケる
どうやって直したか記憶が怪しい、が、
- Minimum API Levelは上げてない(API Level 22のまま)
- Custom Main Manifestは使ってない
けど何とかなってる(直後の問題解決してる間に直ってた
Failed to read key AndroidDebugKey from store "C:\Users\(ユーザ名)\.android\debug.keystore": Invalid keystore format
cd ~/.android
Remove-Item .\debug.keystore* # 使用中で消せない場合はUnityを落としてから試す。