はじめに
「RSSリーダー」という言葉を耳にしたことはありますか？
かつて「古き良きRSSリーダー時代」と呼ばれる全盛期があったそうですが、最近ではその存在を知らない方や忘れられている方も多いかもしれません（実は私も最近まで知りませんでした・・）
しかし、SNSが主流になり情報があふれる現代において、今こそRSSリーダーを使うべきだと感じています。この記事では、その理由と具体的な活用法を解説します。
RSSリーダーとは？
RSSリーダーは、ウェブサイトやブログの更新情報を一元管理し、ユーザーが効率的に情報をチェックできる便利なツールです。
RSSは「Really Simple Syndication」または「Rich Site Summary」の略で、ウェブサイトが更新されるたびに専用のフォーマット（RSSフィード）でその情報が配信されます。
主な機能
- RSSフィードの購読：好きなウェブサイトをRSSリーダーで購読し、更新情報を自動的に取得します。
- 一元管理：複数のサイトの更新情報を一つのアプリで管理し、各サイトを個別に訪問する手間を省けます。
- 新着情報の通知：新しい記事が投稿されると、すぐに通知が届きます。
- オフライン閲覧：一部のRSSリーダーは、取得したコンテンツをオフラインで閲覧できる機能も提供しています
使い方の例
たとえば、複数のニュースサイト、技術ブログ、ポッドキャストなどをフォローしている場合、RSSリーダーを利用することで、それぞれの更新情報を効率的にチェックできます。特に技術者や開発者にとって、必要な情報だけを選別できるRSSリーダーは強力なツールです。
代表的なRSSリーダー
- Feedly：ラウドベースで、PCやスマートフォンで同期して使えるRSSリーダー。
- Inoreader：多機能なRSSリーダーで、キーワードによるフィルタリング機能などが特徴。
- The Old Reader：シンプルなインターフェースを持つRSSリーダー。
RSSリーダーを利用することで、わざわざ各サイトを個別にチェックする必要がなくなり、効率的に情報収集ができるようになります。
いまRSSリーダーを使うべき理由
皆さん、こんな経験はありませんか？
・情報収集のためにX（旧Twitter）のアカウントをフォローしたけど、タイムラインにあふれる関係のない投稿に目移りしてしまう・・
・技術ブログをチェックする習慣をつけたいけど、ついつい他のSNSに時間を取られてしまう・・
私も同様にSNS疲れや情報収集の効率の悪さに悩んでいました。
そこで、たくさんの情報に簡単にアクセスできてしまう情報過多の今だからこそ、情報を取捨選択できる「RSSリーダー」が有効ではないかと考えました。
私のRSSリーダー活用法
一番代表的なのはFeedlyですが、無料版ではカテゴリが３つまでしか作れなかったのでInoreaderを使っています。
また、個人的に記事の一覧がInoreaderの方が見やすいです。
効率的な情報収集のステップ
- 新着をチェック: 各カテゴリの新着をざっと確認し、気になった記事には星をつける。
- カテゴリの整理: すべてのカテゴリをチェックし終えたら、それぞれを既読にする。
- 集中して読む: 星をつけた記事だけを後でまとめて読む。
重要なのは記事のピックアップする工程と記事を読む工程を分けることです。
これにより、集中力を保ちながら効率よく情報収集ができ、どこまでチェックしたかわからなくなることも防ぐことができます。
また、RSSリーダーを開くことの心理的ハードルを下げるため、技術やニュースだけでなく、ゲームの最新情報などの趣味に関連するフィードも登録しておくことがおすすめです。
まとめ
SNS全盛の時代において、情報が過剰に溢れている今だからこそ、自分に必要な情報を効率的に管理できる「RSSリーダー」が真価を発揮すると思います。
特に情報収集を効率的に行いたい方や、SNS疲れを感じている方には、RSSリーダーが情報整理と取捨選択において非常に役立ちます。
ぜひ一度、自分に合ったRSSリーダーを試してみて、情報収集のスタイルを見直してみませんか？