UiPathというRPAツールを使って、一人しりとりロボットを作成してみました。
ワークフローを全て説明すると長くなるので、手順だけ説明します。
しりとりをRPAで作成するときに、手順やルールを全て教え込まないといけないので、「しりとり」で人間が無意識に行っていること、無意識に準じているルールについて気づいたことがありました。
ではまず、一つ一つ説明していきます。
どんなロボットができたか
Qiitaには動画を載せられないので、Twitterでシェアした動画をご覧ください。
どのような手順のワークフローを作成したか
しりとりをするために一番必要な「知識」を収集する
まず、しりとりを行うために必要不可欠なものが一つあります。
それは知識です。
もちろんロボットに知識はありません。ではどうするかというと、まず辞書から単語を持ってきて、「あ」から始まる単語、「い」から始まる単語...という風にExcelに単語を整理しながら入れるロボットを作りました。
シート名を「あ」「い」「う」として、そのシートの中にロボットが単語をばーーっといれました。
いつも通りのしりとりの手順でワークフローを作成してみる
しりとりの手順はこうです。
- 最初は「しりとり」から始める
- ひとつ前の単語の語尾を認識する(この場合だと「り」)
- ひとつ前の単語の語尾から始まる単語を探す(例えば「リス」)
- 探した単語を声で発する or 文字に起こす
- 2番へ戻る
語尾が「ん」になったら負けです。ですが、今回はそもそも語尾が「ん」のものをExcel(データベース)に記入しないような作りにしました。
実際に作ってみると思ったより大変だった
以下のことに注意して作成しました。
- 語尾が「ん」のものが来たらゲーム終了(そもそもその単語をExcelにいれていないが念のため)
- 語尾が「ー(伸ばし棒)」だったら後ろから二番目の文字をとる(「ルビー」だったら「ビ」)
- 「ゃ」のような小さい文字が来ると「や」のように大きい文字として扱う
- 文字だとカタカナで来る場合もあればひらがなで来る場合もある
- 毎回違う単語が出るように、「あ」から始まる単語を書く場合は、「あ」から始まる単語をランダムで取得するようにする
簡単だろうと思って作り始めると、思ったより制約が多くてびっくりしました。(ゲームの中では制約は少ないほうだと思いますが。。。)
おわりに
しりとりを自動化するな!という方もいらっしゃいると思います。
僕もそう思います。ゲームはゲームのままで、自動化すべきではありません。
でも、これは自分の趣味用作成しただけなので、許してくださいまし。
というわけで、次は何を作ろうかな~~