Windows 365とは
Microsoftが提供し始めたDaaSのシステムである。DaaSのため、環境依存が少なくなると期待される。
Windows 10が使える
クラウド環境でWindows 10を使うにはどうしてもMicrosoftが提供するシステムが必要になっていた。なので、今回、一応Windows 365でWindows 10のシステムをクラウド上に整えることができるようになった。
料金的にはどうなの?
クラウドのリソースを使うという面においてどうしても気になるのは、コストである。実際、筆者的には高いようにも思えるが利点も多いのは事実である。
筆者の契約したスペックは2コアで4GBのメモリ、64GBのSSDで月約5000円の出費である。1年で約6万円。うーん。なかなかいい、デェアルコア(クアッドコア)のノートPCが買えてしまうけどな。。。。
メリット
- インターネットの接続できる場所から同じ環境にアクセスできる。
- クライアントの環境に左右されにくい。(インターネット環境に関しては依存してしまうが。)
- パスワードなどの入力を察知されにくい
- インストールを必要とするソフトウェアを持ち運びできる
- システムの入れ替えなどで発生するリスクを低減することができる
- 今までWindowsが入らないような低スペックマシンでもLinux等からの接続が容易に可能となった。(ラズベリーパイなど)
デメリット
- コストがかかる(特に快適な環境を整備するにはそれなりの費用がかかる)
- デフォルト言語が英語設定である
- リモート環境に関する多少の知識が必要となる
- ゲーム、動画の視聴には向いていない。(pingの遅延がひどい)。
- サーバ用のCPUなので、クロック数が低く、2コア構成であったとしても一般的なデェアルコアCPUのCore i3 よりかはずっと低スペックマシンのように感じられる
- 一部サイトへの接続が制限されている場合があり、自宅VPNや日本にあるVPN等に接続した上でサイトの閲覧が必要となることがある。(サーバが設置されている場所等に左右される)
無料試用で満足できるなら
筆者は無料試用版の契約ができなかったので、有料契約に踏み切ったが、これを読んだ読者は試用版が復活するまでまってから契約したほうがよいと思われる。とくにレスポンス等に関してはそこまで期待できない。
英語版のWindowsを日本語版のWindowsへ
上記のページで日本語化について書いているので参考にしてほしい。
windows 365やめる
最近下記の理由のためwindows 365やめました。
- cpuやメモリの制約が多すぎる(お金を払えば別だが、これ以上コストを割けない)
- 自宅サーバに安全に接続できるようになった
- Windows10 使用のマシンが多い