はじめに
この記事はJAWS-UG(AWS Users Group – Japan) Advent Calendar 2024の20日目の記事です。※JAWS-UGとは何ぞや?という方は、こちらを見てみてください。
私は現在JAWS-UGクラウド女子会の運営を務めており、他にも地方も含めたイベント参加や他支部での登壇など積極的にJAWS-UGの活動に関わっています。
しかし、数年前までは「JAWS-UGって名前は知っているけど自分とは遠い存在」、「つよつよエンジニアばかりが参加していそうで近寄りがたい」、「なんか怖い」といったイメージを持っており、まさか自分が現在のような関わり方をするとは思っていませんでした。
本ブログでは、「JAWS-UGに興味があるんだけど近寄りがたい」いう方の参考になるよう、自身のこれまでのJAWS-UGとの関わり方の変遷と、その活動の中で得られたこと、について書いていきたいと思います。
JAWS-UGとの関わり方の変遷
JAWS-UGとの出会い
自身がAWS(Amazon Web Services)に関わり始めたのは2017年で、その頃からJAWS-UGの名前は何となく知っていました。ただ、周囲で社外のコミュニティ活動を積極的に行っている人がいなかったこともあり、参加しようという発想がそもそもありませんでした。
転機は2019年、re:Inventへの参加でした。せっかくなので現地での日本人コミュニティのイベントに参加したいと思い調べたところ、NW-JAWSが現地でのイベントを募集していることを知りました。申し込んだ時には既にキャンセル待ちで、結局参加は叶わなかったのですが、現地で社外の方と交流できたことも相まり、日本に戻ったら何らかのJAWS-UGのイベントに参加してみようという気持ちになっていました。
が、そこにきてのコロナ禍への突入で、オフラインイベントは一切開催されない(できない)状態になりました。ただ、逆にオンラインイベントが中心となったことで、とりあえず参加する(視聴する)は容易になり、2020年に初めて参加したNW-JAWSのオンライン勉強会を皮切りに、いくつかJAWS-UGのオンライン勉強会に参加しました。
オンライン勉強会後の懇親会などには参加していなかったので、この時点では私にとって
JAWS-UG=視聴するもの
でした。
初めてのオフラインイベント → 突然の運営参加
オンラインのJAWS-UGの勉強会参加には少し慣れてきた2023年の年初、現在運営をやっているクラウド女子会で、オフラインイベントの募集がかかりました。オンラインイベントから交流の輪を広げることは難しいと感じていたことや、少人数、基本女性のみという、他支部と比べた精神的なハードルの低さを感じたため、思い切って申し込むことにしました。(当時の私にとっては清水の舞台から飛び降りるぐらいの思いでしたが…。)
が、申し込んだは良いものの自分なんかが参加して良いものかという思いはずっとあり、会場の目黒に向かう三田線の中で何度も引き返そうかと考えていたことは今でも覚えています。
で、結局参加してどうだったかというと、「楽しい!」、「怖くなかった!」でした😆
少人数だったこともあり、運営だけではなく参加者の皆様とも会話させていただき、オフラインイベントの醍醐味も感じました。一方で、今回参加しただけだと、深い/広いつながりを得ることは難しいかもしれないという思いもありました。
そんな思いを感じていた会の終盤、「運営に興味がある方いませんか?」という案内が。
ちょうど再始動のタイミングだったこと、当時の運営メンバの仕事やライフイベントの都合で運営が足りていなかったことなどあり、追加メンバを募集していたのです。
もうその時は手を挙げるしかないと思い、その場で運営への参加が決まりました。
私にとってのJAWS-UGが
視聴するもの → 参加するもの
に変わった瞬間でした。
他支部との関わり〜現在
こうして突如クラウド女子会の運営になってみたのですが、まだこの時点では他支部のオフラインイベントに1人で参加する勇気は持てないでいました。
そんな中参加したのが、2023年4月に開催されたJapan Community Leaders Summitです。端的に言うとAWSの各User Groupの運営メンバが集まる会で、ここで他支部の運営の方と知り合えたことにより、他支部のイベントに参加するきっかけができました。
また、知り合った方の中にはJAWS界隈で有名な方も多かったですが、みなさん気さくで人柄もよく、この会を通じてJAWS-UGのイベント参加への心のハードルもだいぶ下がったように感じます。
その後は徐々にクラウド女子会の活動の中心メンバとなっていき、他支部のイベントにも参加するようになりました。中には知り合いのいない中の参加となったイベントもありましたが、1人で参加されている方も多く、イベントやその後の懇親会で出会った方と交流を図ることができ、寂しい思いをすることはありませんでした。
2024年2月に札幌支部とクラウド女子会のコラボのイベントで登壇したことを皮切りに何度か登壇機会もいただきましたが、毎回緊張はするものの暖かいフィードバックをいただけることが多く、モチベーションアップにつながっています。
(登壇も怖くない!)
また、JAWS DAYSやJAWS Festaといった全国規模のイベントにはボランティアスタッフとして参加し、今では私にとってJAWS-UGは、
参加するもの → 盛り上げていきたいもの
に変わっていっています。
活動の中で得られたこと
大きく分けると
- 技術的な学び
- 人脈(社外のつながり、AWSが好きな仲間との出会い)
- モチベーションの源泉
の3つがあると考えています。
技術的な学び
やはり参加する勉強会の数が増えるのでそこでの学びはもちろんありますが、イベントでつながる方が多くなるにつれX(旧Twitter)のタイムラインは技術に関連する情報で埋め尽くされるようになり、自然とインプットが増えます。つながった方の中には各方面の一線で活躍されている方も多く、日々共有いただく情報に触れるだけでも大変勉強になります。
また、それを見て自身もアウトプットしようと思うわけですが、アウトプットにも正確な情報を確認したり実際に手を動かしたりが必要なわけで、その動きの中でも学びがあります。
JAWS-UGと関わるようになってから確実にインプット量もアウトプット量も増えていると感じます。
人脈(社外のつながり、AWSが好きな仲間との出会い)
初めてオフラインのイベントに参加してから2年弱ですが、SNSのアカウントや名刺を交換した数は数百件に及びます。JAWS-UGに関わり始めるまでは社内でのコミュニケーションが中心となり視野が狭まってしまっていたので、大きな変化でした。
また、自身と同じようにAWSが好きな仲間と出会えたことは単純に嬉しく、自身の人生にとって確実にプラスになっています。
モチベーションの源泉
JAWS-UGに関わられている方にはモチベーションの高い方が多く、イベントやSNSでの交流で、いつも刺激をもらっています。また、AWSや技術や仕事を楽しんでいる方も多く、自分も頑張らなければという気持ちにさせられます。
現在の自身のモチベーションの源泉になっていると言っても過言ではないです。
おわりに
数年前までは一視聴者でしかなく周囲にJAWS-UG関係者もいなかった私ですが、そんな私でも一歩足を踏み入れてみたことで沢山の変化があり、多くを得ています。
少しでもJAWS-UGに興味があるという方は、是非何らかのオフラインイベントに参加してみてください。きっとご自身にとって、何かプラスの効果があると思います。
(決して怖くなかったです!)
おまけ
2025/3/1(土)に池袋サンシャインシティでJAWS-UGの全国規模のイベントであるJAWS DAYSが開催されます。東京近郊の方であれば、まずはこちらに参加してみるのが良いかもしれません。
また、私が運営を務めるクラウド女子会でも2025/1/25(土)にイベントを予定しています。
私がそうだったように、女性の方が初めて参加するにはうってつけ会ですので、ぜひご参加をご検討いただければと思います。
(今回は東京での開催ですが、年に数回地方支部とのコラボ開催も実施しています。)