自己紹介
えー、こんにちは。七寺(なでら)と申します。製造業に勤務するサウナが好きな男です。
今回、初投稿です。よろしくお願いいたします。
前フリ
先日、社内で Power Automate の勉強会をやったんですよ。
知識は浅いんですが、一応、ボクが講師役で。
そこで、
「日付表記 2022-10-10 ではなく、10月28日 のようにできますか?」
という質問があり、
「タイムゾーンの変換」を使って、軽くサンプルのフローを作ったんです。
いま、冷静に振り返ると
が正解なのはわかるんですが、ちょっと欲しがっちゃって、
「もっと簡単な方法で説明したるがな!」と、既定の書式から選ぶことにしました。
(いつもは formatDateTime とかでやっちゃうので実はこのアクション、あんまり使ったことが無かったんですが)
ドロップダウンリストで親切にサンプルまで表示してくれることに感謝しつつ
「月日パターン - 6 月 15 日[m]」を選んだんですが、結果は
ええ?いやいや、ちゃうやん。
「November」って、なんでスカしてんの?
他の日本表記の書式を選択してみても、「11/10/2022」とか「Saturday, November 10, 2022」とか。
ここでフツーに前述の「MM月dd日」で終われば良かったんですが、残り時間がほどんどない状態に気持ちが焦り、
「出力時に formatDateTime を使えば良いと思います」という謎の説明でタイムオーバー。
いま思い出しても、「うわああああああ」ってなります。
ここから本題
そんなわけで、「タイムゾーンの変換」の「書式設定文字列」のドロップダウンリストで表示される出力例と実際の出力の違いをまとめました。
書式 | 出力例 | 実際の出力 | 出力例の正誤 |
---|---|---|---|
短い形式の日付パターン | 2009/6/15 | 11/12/2022 | × |
長い形式の日付パターン | 2009 年 6 月 15 日(月) | Saturday, November 12, 2022 | × |
完全な日時パターン (短い形式の時刻) |
2009 年 6 月 15 日(月)午後 1:45 | Saturday, November 12, 2022 8:19 AM | × |
完全な日時パターン (長い形式の時刻) |
2009 年 6 月 15 日(月)午後 1:45:30 | Saturday, November 12, 2022 8:19:42 AM | × |
一般の日時パターン (短い形式の時刻) |
2009/6/15 午後 1:45 | 11/12/2022 8:20 AM | × |
一般的な日時パターン (長い形式の時刻) |
2009/6/15 午後 1:45:30 | 11/12/2022 8:20:19 AM | × |
月日パターン | 6 月 15 日 | November 12 | × |
ラウンド トリップ 日時パターン |
2009-06-15T13:45:30.0000000-07:00 | 2022-11-12T08:21:00.6915822 | × |
RFC1123 パターン | 2009 年 6 月 15 日(月) 20:45:30 GMT | Sat, 12 Nov 2022 08:21:34 GMT | × |
並べ替え可能な 日時パターン |
2009-06-15T13:45:30 | 2022-11-12T08:21:57 | 〇 |
短い形式の 時刻パターン |
午後 1:45 | 8:22 AM | × |
長い形式の 時刻パターン |
午後 1:45:30 | 8:23:04 AM | × |
世界共通の並べ替え可能な 日時パターン |
2009-06-15 13:45:30Z | 2022-11-12 08:23:30Z | 〇 |
汎用の完全な日時パターン | 2009 年 6 月 15 日(月)午後 8:45:30 | Saturday, November 12, 2022 8:23:51 AM | × |
年月パターン | 2009 年 6 月 | November 2022 | × |
ほぼウソやんか・・・。
初心者を驚かせようって、イタズラ心なんか?
「一般の日時パターン(短い形式の時刻)」と
「一般的な日時パターン(長い形式の時刻)」の微妙な翻訳ズレも気になるし・・・。
ボクが見つけられないだけで、どこかにローカライズの設定方法があるんやろか。
結論
社内勉強会の講師をするときは、ちゃんと知識を修得して、残り時間がない時も冷静に対応できるようにしましょう。
参考