メリークリスマス!
こんにちは。
マライヤのあの曲を聞くと「うかれるんじゃねぇよ!」と思う男です。
初めにお断りしておきます。
それっぽいタイトルを仰々しく付けましたが、そんな大した記事では無いです。
今朝、寝覚めの布団のなかで「(ぴこーん)ひらめいた!」と思いついた内容です。
真面目な内容を期待された方、ごめんなさい。
そっ閉じしていただくか、ブラウザの戻るボタンを押していただきたく、お願い申し上げます。
各社様のDX
「DXブーム」のご多分にもれず、某ヘイシャー(JTC)も全社で取り組んでいます。
一定規模以上の企業様では、どこも取り組みを進めている思っていたんですが、意外とそうでもないようで。
「最近DX専門の組織を立ち上げた」という所もあり、各社様の取り組みに格差が生まれつつあるようです。
DXというバズワードに踊らされて「乗るしかない このビッグウェーブに」って、みんなノリノリだと勘違いしていました。
「DX」を具体的にイメージできる人が少なかったり、「ITなんて本業じゃないから、委託すればいい」という人が多いのかもしれません。
DXにおける専任組織の必要性
そんなわけで、「DXを推進する体制について」です。
DXは「デジタル変革」です。
「変革」は「破壊と建設」であるため、既存の組織での推進は難しいと考えます。
- 情報システム部門:自ら構築した現在の状態を変革をするのは困難(できるなら既にやっている)
- 管理部門:変革を実践できるデジタルリテラシーを持っている人材は少ない
- システム子会社:親会社を変革することは立場や役割的に困難
全てが上手くいっているわけではありませんが、ウチでも会社直轄の専任組織を設けて活動しています。
専任組織に人を集める方法
人を集める方法は、過去実績から選抜、社内公募といった方法があると思います(ウチも社内公募をやっています)。
DXという未知の課題に対し、選ぶ側にも知見がなく、面接や過去実績のドキュメントという少ない情報で判断された場合、「前向きさ」や「意識の高さ」といった面だけが重視され、テクノロジーに関する知識ない人材が集まるリスクもあります。
その結果、異動させてから教育をしたり(しかも、何を教育して良いかわからず、ITと関係のない教育をしてみたり)、イマイチ成果を出せずに解散といった愉快なことになりかねません。
社内技術コミュニティを使えるかも
私、自社内で市民開発の技術コミュニティを主催しています。
2年前から始めて、かなりの人数規模になっており、社内ではそこそこ人気者(笑)です。
コロナ禍以降に始めた活動なので、ほとんどの参加メンバーと対面であったことはありませんし、所属部署も技術レベルもバラバラです。
主な活動は、社内ビジネスチャットでの情報共有、自作アプリの紹介、教材提供、勉強会、好事例の発表会など。
技術面や社内ルールの質問、DXといった大きなテーマの議論など、様々なネタをチャットで投稿すると、他の参加者がボランティアで回答して、相互支援で成り立っています。
この仕組み、DX推進に必要な素養を持つ人材(高い技術を持っている、献身的に貢献してくれる、本気でスキルを上げたいと思っている)を自然と可視化することができていて、社内人材を集める際に有用な判断材料になると思います。
「(ぴこーん)ひらめいた!」の件
(ここから、完全に妄想です。)
DX の CoE を編成するのって、こうすりゃいいんじゃね?と思いました。
- 必要なスキルをテーマにした社内技術コミュニティを構築する
- しばらくコミュニティを運営(1年間ぐらい)して、有望なメンバーにあたりをつけておく
- あたりをつけたメンバーを中心とした組織をつくる
これであれば、組織の立ち上げ直後からスキルのあるメンバーで活動ができます。
また、コミュニティでの交流期間があるため、帰属意識を持つことや価値観の共有が比較的容易になると予想します。
(人を異動させるのは簡単じゃないので、事前に上位役職者を味方するといった根回しは必要ですが)
とはいえ・・・
どんなに優秀な人が集まっても、制度上、待遇は他の従業員と同じ。
先進IT企業と比較されると、やっぱ見劣りしちゃいます。
昭和から続く文化、年功序列と終身雇用に最適化された人事制度や労働組合、レガシーなIT環境と比べ、外資IT企業やスタートアップのなんとキラキラしていることよ・・・。
若くて優秀な人材が自分の価値に気づいて転職活動を始めたら、止める手立てがないです。
もし、社内で取り組む DX が「IT介護」的なものだったりしたら、なおさら。
とはいえ、「別会社にして、会社制度をイチから構築する」というのはハードル高すぎだし。
さいごに
さーせん。
寝起きに「(ぴこーん)ひらめいた!」というアイディアは、やっぱこの程度です。
もうちょっと煮詰める必要があります。
とはいえ「DXは専任組織で行う」「コミュニティで優秀な人材を発見できる」という事自体は正解で、これを組み合わせる方法がポイントだと思っています。
あと、「社内技術コミュニティを構築して盛り上げる」っていうのも、そこそこスキルが必要なので、今後どこかで整理して言語化したいと思っています。