はじめに
業務でよく複数言語を扱うことがあり、その言語ごとにIDE(統合開発環境)が異なり、ショートカットキーも微妙に違っていて、個人的に混乱しがちでした。
せっかくQiitaのアカウントもあることなので、まとめて整理してみようと思います。
対象範囲と前提条件
- 言語
- Java8(Java+JSP(html+JavaScript+jQuery))
- Visual Basic 2013
- IDE
- Eclipse Java EE IDE for Web Developer(Photon Release (4.8.0))(※以降Eclipseと呼びます。)
- Microsoft Visual Studio Professional 2013(12.0.21005.1 REL)(※以降Visual Stdioと呼びます。)
- 前提条件
- ショートカットキーの設定は初期値のままとします(たぶん変えていないはず、初期値と変わっていたらスミマセン)。逆に言うと、変更していたらこの限りではありません。
ショートカットキーの調べ方
- Eclipseの場合
- [ウィンドウ]メニューから[一般]の[キー]の一覧
- Visual Studioの場合
- [ツール]メニューから[オブション]の[環境]の[キーボード]の一覧
デバッグ系
一番最初に混乱した分野。特に“ステップ・イン”と“ステップ・アウト”はお互いの別のコマンドのバインディングと被っていて、本人としては予期せぬ動きをして「なんで?」とはてなマークを浮かべたことも。
コマンド名 | Eclipse | Visual Studio |
---|---|---|
デバッグ開始 | Alt+Shift+D,J1 | F5 |
再開 | F8 | F5 |
実行 | Ctrl+U | F5 |
中止 | Ctrl+F2 | Shift+5 |
ステップ・イン | F5 | F11 |
ステップ・オーバー | F6 | F10 |
ステップ・リターン | F7 | - |
ステップ・アウト | - | Shift+F11 |
検索系
これも混乱しがち。
ここでは置換に言及していませんが、多くの検索ダイアログ内で切り替え可能なはずです。
Eclipseの“リソース検索”が便利すぎて多用中です。画面処理系とDtoの検索の時に超便利です。
コマンド名 | Eclipse | Visual Studio |
---|---|---|
クイック検索 | Ctrl+F | Ctrl+F |
検索ダイアログを開く | Ctrl+H | Ctrl+Shift+F |
リソース検索 | Ctrl+Shift+R | - |
リファクタリング系
対象範囲が一気に変えられてしまうので、注意が必要ですが、わかっているとちょっとおトク感のあるショートカットキー。
コマンド名 | Eclipse | Visual Studio |
---|---|---|
名前の変更 | Alt+Shift+R | Ctrl+R |
移動 | Alt+Shift+V | - |
開く(ジャンプ)系
メソッドの呼び出し元を開いたり(ジャンプしたり)するコマンドです。
コマンド名 | Eclipse | Visual Studio |
---|---|---|
宣言(定義)を開く | F3 | F12 |
型階層を開く | F4 | - |
コメント系
Visual Studioはシンプルですが、Eclipseは言語が混じるので要注意です。JSPのコードにJavaのコメントを書いちゃって「あれー?」なんてこともあったりなかったり。
コマンド名 | Eclipse | Visual Studio |
---|---|---|
コメント | Ctrl+/ or Ctrl+7 or Ctrl+Shift+C | Ctrl+K, Ctrl+C |
コメント(解除) | コメントと同様 | Ctrl+K, Ctrl+U |
ブロック・コメントの追加 | Ctrl+Shift+\ | - |
ブロック・コメントの除去 | Ctrl+Shift+/ | - |
今のところはこんな感じで。
また思いついたら書きます。
-
Javaアプリケーションのデバッグの場合 ↩