AWSの最新情報(2024/11/21 JST)を眺めているとこんなものが。
Amazon CloudFront now supports Anycast Static IPs
CloudFrontで静的IPアドレスがサポートされたみたいですね。
Anycast IPは複数のインターフェースに割り当てられるIPアドレス。
経路制御によって送信元から近いインターフェースに向けて通信するよ。
これまではCloudFrontでは、以下の通り静的なIPはサポートされていませんでした。
CloudFront は、ディストリビューションに対する静的 IP アドレスの割り当てをサポートしていません。
確認してみよう
CloudFrontの新しいAnycast静的IPの解説やAWSコンソールでの説明はこちらに記載がありました。
構成する手順
CloudFrontディストリビューションでAnycast IPを有効にするには:
1.価格クラスは全てのエッジの場所を使用 IPv6:無効
2.SNIを使用してHTTPSリクエストにサービスを提供するようにCloudFrontを構成
3.Anycast IPリストを作成
4.リストが作成されたら、CloudFrontディストリビューションに関連付けます。
コンソールを見てみる
利用条件
Request
Contact support engineering with your workload information:
Request bytes per second
Requests per second
The support engineer will review your request and enable you to create an Anycast static IP list.
サポートエンジニアにワークロード情報を提供してリクエストが必要なようですね。
まとめ
CloudFrontのAnycast静的IPアドレス機能は、ファイアウォールや、ネットワークの柔軟な管理が求められるシナリオで便利そうですね。
ただし、事前に申請する必要があるため、計画的に利用の検討が必要そうです。