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AWS Cloud WAN & AWS Direct Connect SiteLink(個人学習まとめ)

Last updated at Posted at 2024-09-06

AWS Cloud WANとは

(一言でいうと)
 「企業がグローバルなWANを簡単に構築、管理、監視出来るようにするためのサービス」
  →複雑なNW構成をシンプルにし、運用コストを削減することが可能

主要な特徴と利点
1. グローバルNWの迅速な構築

 数分でグローバルNWが構築可能
 AWSのバックボーンを利用して海外の拠点とも容易に接続が可能
(今のGBB網が要らなくなる...!?)

2.統合管理と監視

 統合されたダッシュボードを通じて、NW全体の連携、監視、管理が可能
image.png

3. セキュリティとセグメンテーション

 トラフィックをセグメント化することで、機密性の高いデータを通常のデータから分離し、セキュリティを強化

image.png

(「サービス挿入」によって利用者がFWやIDS/IPMなどのアプライアンスを導入することも出来るみたい)

4. ポリシーベースの管理

 インテントベースの設定により、ポリシーツールを集約し、ネットワークの複雑さを軽減します。これにより、管理が簡素化され、運用効率が向上

インテントベースとは?
管理者がネットワークに求める「意図」からシステムが直接ネットワークを構成・管理する仕組み
image.png
https://www.netone.co.jp/knowledge-center/blog-column/20220905-1/

AWS Direct Connect SiteLinkとは

(一言でいうと)
「AWSバックボーンを活用した(グローバル)拠点間通信を可能にするサービス」

Cloud WANはサービスの名称
Direct Connect SiteLinkはDirect Connect(DX)の機能の1つ

主要な特徴と利点
1. 拠点間通信の効率化

DXロケーションをNWプロバイダーのPOPのように使用し、AWSバックボーン介して拠点間通信が可能
※VPCを介さずに直接通信

↓DXロケーション一覧↓

2. コスト効率の向上

 初期費用が不要の従量課金制のため、国際MPLS通信コストを大幅に削減可能

MPLSとは?
IPアドレスの代わりにラベルを使用することで、通信ネットワーク全体のネットワークトラフィックをルーティングする手法
※ルーターがパケットごとに時間のかかるルートルックアップを実行する必要がなくなり、パケット転送を高速化することが可能

https://www.arubanetworks.com/ja/faq/what-is-mpls/

グローバル拠点間の通信はCloud WAN? DX SiteLink?

→DX SiteLinkが可能ならSiteLinkの方がVPCを介さず通信速度とコスト面でGood!
 ※アクセスタイプによって選ぶ

  • 各地域でアクセスタイプが異なる場合「Cloud WAN」
    image.png

  • 両地域ともアクセスタイプが固定回線の場合「DX SiteLink」
    image.png

アクセスタイプとは?
AWSへ接続するための接続方法
image.png

(公式のFAQだとこんな感じ)
Q: AWS Direct Connect SiteLink と AWS Cloud WAN は、いつ使い分ければよいですか?

ユースケースに応じて、どちらか一方、または両方を選択することができます。
Cloud WAN は、複数のリージョンにまたがる VPC のネットワークを作成し、管理することができます。
一方、AWS Direct Connect SiteLink は、DX ロケーション同士を接続し、
AWS リージョンを迂回してパフォーマンスを向上させます。
AWS Direct Connect は、将来的に Cloud WAN ネットワークで利用できるようになる
複数の接続オプションの 1 つです。

CloudWANとTGWの違いは以下の記事が分かりやすかったため割愛。

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