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IoTLTAdvent Calendar 2019

Day 1

初心者が3日間で基板設計〜販売まで体験してきた話 in 深セン #iotlt

Last updated at Posted at 2019-12-01

こんばんわ!IoTLTアドベントカレンダー1日目です!

11月の上旬にハードウェアのメッカである深セン(中国)に行ってきたんですけど、そこで人生で初めての基板設計を体験し、製造、出展、販売までをしてきて、 **こんなに短い期間でハードウェアを作って売り上げを作ることが出来るのか!**という衝撃と感動があったので記録しておきたいと思います。

先に言っておくと、僕が今回言いたいのは 「ハードウェアを作る障壁(知識、時間、金額など)って予想以上に低くなってるから、みんなチャレンジしてみよう!」 みたいな感じです。

そんな雰囲気で読んでもらえたら幸いです :)

3日間で基板製造?!!

きっかけは僕が主催しているIoTLTというIoTコミュニティのメンバーである総統の発言がきっかけです。

総統: 「(深セン)3日間で基板設計して販売までしてみませんか?」

(ちなみに僕は基本がWebエンジニアで 基板設計は全くの初心者でした。 笑)

ちなみに、基板ってのは何かっていうとこういうやつです。

ソフトウェア界隈の方でも分かるかもしれないワードだと、ラズパイとかArduinoとかが近いです。(誤解を恐れずに言うと的なやつです)

こんな雰囲気のモノを3日間で作ってしまおうという話です。

通常は早くても1~2週間かかります

通常の個人レベルのPCB(プリント回路板(PCB = printed circuit board))はだいたい1~2週間程度で製造できます。日本から発注できるサイトで利用者が多いのは、PCBgogoELEVROWなどの企業(サービス)です。これらのサービスは、個人で発注出来るくらいの金額(数千円)で基板の制作が出来ますが、中国(深セン)企業が提供していて日本までの輸送時間で時間が掛かってしまいます。

工場での基板制作が1~2日で終わっても、発送が金額&時間のボトルネックになり早くても1~2週間かかるような現状です。(これでもその昔に比べると良い時代になったとのことです。)

そういった工場は深センに集中しているので、 深センの現地で発注をすると半日~1日で受け取りができて3日もあれば0から設計のハードウェアが完成してしまう という環境とのことです。(実際そうでした)

そんな流れと勢いで、3日間で基板設計出来るという研修カリキュラムを受講(共催)してきました。

3日間のカリキュラム

超特急な深センでの3日間をまとめてみます。

KiCADの勉強からスタート

研修カリキュラムは総統による基板設計ソフトウェアのKiCADのインストール方法からスタートです。

ちなみに、基板設計はKiCAD以外にもEAGLE派閥などもあります。(ChromeかSafariかくらいの違いな気がします。)

マジで、ハードウェア設計の基礎が全くない人を対象としたスタートでした。

まずKiCADのインストールで詰まる。

僕は最初のインストールから詰まりました苦笑

厳密にいうと、アプリケーションのインストールとしては問題ないけど、内部で利用するライブラリのインストールが出来てませんでした。

最初のインストールウィザードで、以下の画像のように二つインストールしないといけなかったのですが、面倒くさがってApplicationsしかいれてなかったのが原因です。

この記事を見てやってみようと思った人はちゃんとライブラリのインストール(Application Suppuort)もしましょう。

1日目から勢いがすごい、使い方~企画~発注まで

トータルで3日間のカリキュラムでしたが、なんと1日目で

  • KiCADのインストール&使い方紹介
  • どんなハードウェアプロダクトを作るかの企画
  • ハードウェア(基板)の設計
  • PCB業者に発注

までを行いました。

今までハードウェア的なバックグラウンドが全く無かったので、これくらいの時間で発注するところまで行けたのは目からウロコ感が凄かったです。

即日受取?! 12時間特急のPCB業者

前述したとおり通常のPCBは受け取りまで1~2週間かかります。

今回は僕たちが深センに行っていたということもあり、12時間で基板の受け取りまでを出来ました。

PCBA: 手ハンダでアッセンブリ(Assembly)

基板だけの製造(またはこういった基板自体)をPCBと言いますが、これだけだと部品が何も載ってなく、ただの板です。ここに部品をはんだ付けして実装していきます。PCBAと呼びます(PCB+Asssenbly)。

足りないパーツなども、現地ですぐに調達出来ます。

作ったもの: IoTLTキーホルダー

https://www.instagram.com/p/B4m92yDjZjt/

今回の話は、作ったものはそこまで大事ではない(笑)んですけど紹介しておきます。

[WIP]

メイカーフェア深センで出展

無事に出展することが出来ました。

勢いで販売もしてみた

[WIP]

まとめ

冒頭で述べましたが、 ハードウェアを作る障壁(知識、時間、金額など)って予想以上に低くなっています。

こういった情報を元に、手軽さや気軽さを感じてもらえたら幸いです。

初心者でも数日でハードウェアを作って売り上げを作るところまで出来ます!!!

ぜひぜひ、チャレンジしてみましょう。そして「IoTlT」で発表しに来てくれるとすごく嬉しいです。 盛り上げていきましょう!

それでは。

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