アドレッシング
アドレス(住所)とは、デバイスを認識する記
号である。これを各デバイスにつけることに
より、誰にデータを送るかが決められる。
アドレスはユニーク、各々が独自のアドレス
を保有している。
2種類のアドレス
アドレスにも2種類あり、論理アドレスと物
理アドレスである。論理アドレスはレイヤ3
を物理アドレスはレイヤ2の役割を持つ。
レイヤ2の物理アドレスは、メディアに直接
接続されている誰に届けるかを識別するため
に使う。
レイヤ3の論理アドレスは、どのネットワー
クの誰に届けるかを識別するために使う。
論理アドレスは、同じ共有メディアに接続
されていない相手との通信に使用する。違
うLAN上にある相手との通信に使う。
イメージしやすいように例を出すと、A市
とB市というネットワークがあったとし、
aさんとbさんがいたとする。aさんからbさ
んへ物を届けたいとなった場合、郵便局G
を経由する必要がある。
物理アドレスとは、郵便局Gから見たbさん
のアドレス、論理アドレスとは、aさんから
見たbさんのアドレス。
MACアドレス
物理アドレスの内の一つである、MACアド
レスについて話す。
MACアドレスとは、NICにつけられたアドレ
スを指しており、これはNICが作られた瞬間
にアドレスが決定する。
MACアドレスの構造
MACアドレスは48ビット。人間が扱いやす
いよう16進数で12桁にしている。本来は48
個あり、先頭の24ビット、16進数でいう6桁
までをベンダコードという。
このベンダコードはNICを作ったベンダの番
号であり、IEEEが決定したコードである。
残りの24ビットは、ベンダ割り当てコード。
ここの部分は、各ベンダがそれぞれ任意に
つけたコードを指しており、製造番号に近
い。
ベンダコード | ベンダ割り当てコード |
---|---|
24ビット(2進数24桁) | 24ビット(2進数24桁) |
表示:16進数6桁 | 表示:16進数6桁 |
00-90-99 | 32-BA-FF |
---|---|
corega社のベンダコード | coreg社がつけた番号 |
MACアドレスの欠点
MACアドレスの欠点として、アドレスと実
際の機器の場所が無関係なことである。
言い換えるなら、「山田太郎さん」という
名前はわかっていても、どこにいるかまで
はわからないようなもの。
参照URL:
3分間ネットワーキング