Metabaseって何?という向きには OSSのデータ可視化ツール「Metabase」が超使いやすい や MetabaseがRedashの苦労を吹き飛ばすくらい熱い を参照いただくとして。
公式サイトからjarをダウンロードしてjava -jar metabase.jar
すれば動きます。
以上!。。。というだけではあんまりなので以下もう少し詳しく説明します。
#普通に動かす
Java 8は既にインストール済みであるものとします。まだの人はこちらへどうぞ。
Metabaseの実行は複数の方法が用意されていますが、Windows上で動かすにはmetabase.jar
を使う方法しかありませんので、公式サイトからダウンロードします。これを例えばC:\metabase
かどこかのフォルダに配置してダブルクリックします。または、コマンドプロンプトからjava -jar metabase.jar
を実行します。
これで初期化が始まりますので、しばらく待ってからブラウザで http://localhost:3000/ にアクセスすると、Metabaseにアクセスできます。
Metabaseを実行するカレントディレクトリ上に、metabase.db.mv.db
とmetabase.db.trace.db
という二つのファイルが作られます。Metabase自身が使用する内部データは、ここに保存されます。
Q. metabase.jar
はいわゆるFat Jarのようだが、これはライセンス的にアリなのか。
さあ?
Q. ポート番号はデフォルトの3000から変更できないのか。
A. できます。
環境変数MB_JETTY_PORTを使うとできます。詳しくはStartガイドのCustomizing the Metabase Jetty webserver (Google翻訳) を参照して下さい。
Q. H2かよ。
A. 変えられます。
Metabase自身が使用する内部データの置き場所はデフォルトでH2 Databaseですが、設定でMySQLかPostgreSQLに変更できます。詳しくはStartガイドのMigrating from using the H2 database to MySQL or Postgres (Google翻訳) を参照して下さい。
#サービスとして登録する
Cygwinのcygrunsrvを使うとMetabaseをサービス化できますので、それをやってみます。
まず、以下の内容でC:\metabase\metabase.sh
を作成します。パスは適宜変更してください。
#!/bin/sh
/cygdrive/c/ProgramData/Oracle/Java/javapath/java.exe -jar metabase.jar
次にCygwinを「管理者として実行」し、以下のコマンドラインでサービス登録します。
$ cygrunsrv --install metabase --path /cygdrive/c/metabase/metabase.sh --chdir /cygdrive/c/metabase
サービスを起動します。
$ cygrunsrv --start metabase
以上!幸運を祈る。