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Swift4とSwift3が混在するライブラリたちをCocoaPodsで何とかする

Last updated at Posted at 2018-02-13

やること

XCode9では、Swift4.0とSwift3.2が利用できます。
オープンソースのライブラリはアップデートの状況がマチマチなので、
プロジェクトがSwift4.0なのに、利用したいライブラリがSwift3.2系しかなかったりする場合がままあります。

CocoaPodsでパッケージ管理を行う場合で、
プロジェクトのSwiftバージョンに関わらず、それぞれのライブラリが対応しているSwiftバージョンでコンパイルされるように、
そしてそれをPodfileで管理できるように設定していきます。

前提

知識

  • CocoaPodsの環境が整っている
  • XCodeを使える

筆者の環境

  • macOS sierra
  • CocoaPods 1.3.1
  • XCode 9

結論

恐らく色々な方法があると思いますが、ここでは**「デフォルトをSwift3.2として、Swift4に対応しているライブラリを個別に書き出す」**ようにします。

Podfileで、以下のように書きます。

source 'https://github.com/CocoaPods/Specs.git'
use_frameworks!

platform :ios, '9.0'

def install_pods

pod 'Some-Swift4-Library1'
pod 'Some-Swift4-Library2'
pod 'Some-Swift3-Library1'
pod 'Some-Swift3-Library2'

target 'SomeProject' do
  install_pods
end

swift4_names = [
  'Some-Swift4-Library1',
  'Some-Swift4-Library2'
]

post_install do |installer|
    installer.pods_project.targets.each do |target|
        target.build_configurations.each do |config|
            if swift4_names.include? target.name
                config.build_settings['SWIFT_VERSION'] = "4.0"
            else
                config.build_settings['SWIFT_VERSION'] = "3.2"
            end
        end
    end
end

「pod install」を実行して、恙無く完了すれば成功です。

ポイント

「swift4_names」で定義したライブラリ名だった場合には、ライブラリのビルド設定にて SWIFT_VERSION=4.0 を設定しています。

本当にライブラリ毎にSwiftバージョンが設定されているかの確認方法

「pod install」を実行した後に、『{プロジェクト名}.xcworkspace』を開いて、Podsプロジェクトを覗きます。

Swift4で指定したライブラリ、指定していないライブラリが、それぞれ正しい「Swift Language Version」が設定されていればOKです。

  • swift4指定したライブラリ例
swift4指定したライブラリ例
  • swift3指定したライブラリ例
swift3指定したライブラリ例

補足

Podfileで定義せずに、XCodeより同『Swift Language Version』の項目を手動で変更することでも、ライブラリ毎にSwiftバージョンを切り替えることができます。

ただしその場合は、「pod install」等でのリビルドの毎に、デフォルト設定に戻ってしまいますので、
Podfileで一元的に管理する方がよいです。

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