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HFS plus

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以前調べたメモを貼り付けておきます。
何かあればご指摘ください。

HFS+

OSXのファイルシステム(HFSの後継)

特徴

  • データフォークとは別にリソースフォークがある (サイズはデータフォーク同様巨大にできる)
  • 最大ボリュームサイズ、及び最大ファイルサイズ: 約8EB(OS X 10.5.3~)
  • ハードディスク内を細かく管理できる
  • Finder情報と呼ばれるメタデータがある (サイズは32Byte固定)
  • 拡張属性(EA)と呼ばれるメタデータがある (サイズ制限は3802Byte)
  • ファイル名禁止文字は「:」
  • ファイル名の大文字小文字の区別は設定次第 (通常は区別なし)
  • ファイル名は正規分解したUnicode (UTF-16)だが、一部例外アリの独自ルール
  • タイムスタンプは1s単位
  • ファイルやディレクトリにCNIDと呼ばれる番号を付けて管理する
  • OS Xはメタデータが消えると致命的な場合がある

「Mac OS 拡張」について

【HFS+とFAT32はどう使い分けるか?】

まず、市販のHDDがFAT32でフォーマットされて売られているのには訳がある。それは広い汎用性を確保するためだ。古いMacユーザならば覚えているかも知れないが、もともとHDDは未フォーマットの状態で販売されており(内蔵も外付けも)、ユーザが自分でフォーマットしてから使う必要があったのだ。

しかし、Macやウィンドウズが普及するにつれ、フォーマットしなくともすぐに使えるようにしてほしいというニーズが高まってきた。そのため現在では初期状態でFAT32フォーマットで出荷されるようになったのだ。

FAT32の優れている点は、現行のMacとウィンドウズならHDDをつなぐだけですぐに使えるようになるという点にある。ユーザがどちらのOSを使うかはメーカーには分からないので、できるだけ幅広く対応するために、FAT32が使われているのだ(ちなみに、リナックスでもFAT32の読み書きは可能)。
とはいえ、冒頭のようにファイル容量に制限があるなど、FAT32も現在では万能とはいい難い。それでは、FAT32とHFS+のどちらを利用すればいいのか? 以下に、FAT32とMacのHFS+の特徴を簡単にまとめてみた。

【FAT32の主な特徴】

  • 大抵のOS(Mac OS、ウィンドウズ、リナックス)で読み書きできる
  • 1ファイルの最大容量が4GBまで
  • 1ボリュームの最大容量が2TBまで
  • ファイルのアクセス権限が設定できない
  • ファイルが断片化するのでデフラグが必要

【HFS+の主な特徴】

  • 1ボリューム、1ファイル容量の上限が8EB(エクサバイト:1EBは100万テラバイト)と大きい(なお、10.1では2TB、10.2では8TB、10.3では16TBとMac OS Xでもバージョンによって異なる)
  • 記録テーブルの管理がしっかりしているためデフラグが基本的には不要
  • ファイル単位でアクセス権限を設定できる
  • ツール類を使わなければほかのOSからアクセスできない。

以上の特徴から、

●Macでしか使わない、大容量ファイルを扱う=>HFS+

●複数のOS環境で共有する=>FAT32

というのが基本的な使い分けの基準になるだろう。ただ、Macとウィンドウズで大容量ファイルを共有したいといった特殊な場合は、ファイル共有機能を利用したり、別途サードパーティ製のツールを導入したりといった作業が必要になってくる場合もある。

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