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Google photosの容量が足りなくなったのでimmichを立てたら快適だった

Last updated at Posted at 2024-11-28

こんにちは
ALJの江口と申します。

immichをご存じでしょうか。
写真や動画の保存にGooglePhotosを利用している方は多いと思いますが、そのセルフホスト版と思っていただけると早いと思います。

image.png

GooglePhotosは、追加契約しても、100GBで月額250円というお得な契約があるので、セルフホストと比較すると、コストではかなわないのですが、我が家は既に立ち上がっているProxmoxサーバーがあるので、宅内サーバーの有効利用という観点からimmichを立てることを選択しました。

既にファイルサーバーはあるのですが、アーカイブファイルを解凍して画像を見るという作業って意外と家族には受けが悪いんですよね。

immichにはスマホアプリがあります

ファイルサーバーで画像を管理するのと比べ、大きな違いは、immichには、Android用とiphone用のスマホアプリがあるという点だと思います。
PCからはURLを入力する必要がありますが、アプリなら一度設定すればその後は簡単に利用できます。

image.png

image.png

セットアップも簡単です

セットアップ方法は複数あります。
・Docker(公式)
・snap(community)
・Truenas等のアドイン

公式のHPには、Dockerのセットアップ方法が記載されています。
今回は、snapでの導入方法をご紹介します。snap版はcommunityが提供しているので、公式ではないですが、リバースプロキシ(haproxy)なども含めて全てやってくれるので、専用サーバーを立てる場合はこちらの方が便利だと思います。

step1 Ubuntuサーバーを立てる

メモリ4G~6G程度のUbuntuサーバーを立てます。
Proxmoxで準備する場合、LXCだとsnapがうまく動かないため、VMで準備します。

step2 snapでインストールする

まず、snapを入れます。

$ sudo apt install snap

immichをインストールします。

$ sudo snap install immich-distribution

これで終わりです。
サーバーにhttpでアクセスして、以下の画面が出たら完了です。

image.png

GooglePhotosのバックアップファイルはimmich-goで一気に登録

GooglePhotosからバックアップしたデータは、解凍してimmichに登録してもいいのですが、immich-goという登録ツールがあります。Windows版もあります。
実行はコマンド形式なので、コマンドラインが苦手でなければ使ってみるのもいいと思います。

image.png

コマンド入力例
アーカイブファイルが複数でも、 * でファイル名を指定し、全てを対象にできます。

(1)まずdry run
./immich-go  -server=http://192.168.xxx.xxx   -key=xxxxxxxxxxxxx upload -dry-run  -create-albums  -google-photos  takeout-*.zip

(2)上記から dry run を取ると実際に登録される

外部からの接続

セルフホストなので、基本的にはローカルでしか閲覧できませんが、速度が速いのでGooglePhotosよりも快適で、かなり満足できます。

外部から接続したい場合は、以下のような選択になると思います
・ポート開放し、ddnsなどを利用する
・zero trustを利用する

immich + CloudFlare の方法は、以下の方が詳しく説明しているので、必用な方は以下の記事を参考にされるといいと思います。
というか、このページは、snapでの導入以外は、ほぼ以下の方と内容が同じだったりします。

立ち上げた感想

CloudFlareもセットアップし、外部からimmichが利用できるようになったので、GooglePhotosの必用性がほぼなくなりました。

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