#1.はじめに
この記事はタイトルにもある通り、文系卒会社員の自分が2ヶ月間の勉強で統計検定2級に合格した話です。
Udemyや統計WEBを活用して効率的に勉強することができたので、記事にしてみました。
一人でも多くの方の参考になればと思います。
なお、本記事は個人の体験記となります。
この記事通りに勉強したからといって、必ず2ヶ月で統計検定2級に合格するという保証はありません。
予めご了承ください。
#2.自己紹介と取得しようと思ったきっかけ
とある地方国立大学の経済学部卒業で、現在はマーケティング関連の仕事をしています。
統計学は大学1年生の入門科目で勉強しただけ、当時も単位取得に苦労した苦い経験が。
また、仕事ではアンケートの設計や結果の分析等で統計学の知識をフル活用するのですが、自分はここの領域であまり貢献できていません。
上記から、「統計検定に合格して苦手意識を払拭し、業務でも役立てたい」と思い、統計検定の受験することに決めました。
何級を受験するか悩んだのですが、会社の資格取得奨励金の金額が2級と3級以下で大きく違ったので、この機会にと思い2級を申し込みました。
ちなみに、3級は大学基礎統計学レベル、2級は大学基礎課程(1・2年)で習得すべきレベルとなります。
過去問が公式WEBサイトで確認できるので、どちらを(どの級を)受験するか悩んでいる方はぜひ確認してみてください。
#3.使用した教材と勉強方法
自分の勉強スタイルは全体像をインプットし、インプット知識を補強しつつ問題演習でアウトプットするというものです。
使用教材や勉強方法についてはそれぞれ個別に記載します。
##3.1.教材
学習に使用した教材は次になります。
※公式問題集は2021/11/25に2018〜2021年版が発売されています
##3.2.具体的な勉強方法
①統計WEBを読む:受験2ヶ月前~受験1ヶ月半前
初級編が30講、基礎編が172講、中級編が2講あります。
1講あたり3分~5分程度で読めるため、だいたい10時間~15時間ほどで終わる計算になります。
後半になるにつれ内容も難しくなるのですが、1周目はとにかく読み切ることに集中しました。
②Udemyで知識を整理する:受験1ヶ月半前~1ヶ月前(動画はスキマ時間で何度も繰り返し視聴しました)
統計WEBだけでは理解しづらかった分野があったため、Udemyを活用しました。
自分が実際に視聴した講座は↓
自分の場合、統計WEBである程度知識をインプットできたので、より理解を深めたい分野を重点的に説明してくれている講座を選択しました。
Udemyでは統計検定を意識した講座や、そもそも統計学初心者に向けた講座があったりと、自分の知識レベルやニーズにあった講座を見つけやすいのが特徴だと思います。
その他、最大2倍速で再生できたり、事前にダウンロードしておけばオフラインでも視聴ができる、講座買い切りタイプなので何度も視聴できたりと、細かい部分もしっかりと設計されたサービスだと思います。
③公式問題集を解く:受験1ヶ月前~受験前日
公式問題集を古い年から順に解いていきました。
やり方は人それぞれだと思いますが、3年6回分あったので自分は以下のように活用しました。
- 2017年:1問解いて答え合わせする形式
- 2018年:時間を気にせず全問解いてみる形式
- 2019年:本番同様の模試形式
公式問題集の解説でわからない問題はネットで調べたりしました(大半の問題はネットで調べれば解決できます)。
その他、Qiitaで「統計検定2級チートシート」記事があり、直前の知識整理に非常に役に立ちました。
(自分もそういう記事を書けるレベルまで成長したいです)
#4.ワンポイントアドバイス
その他、直接的に学習に結びつくわけではないですが、役に立つかもしれないアドバイスを記載します。
- 早めに受験申し込みしたほうがいいです。90分試験なので中々会場が空いておらず、土日はすぐに満席となります。
- 電卓はルートのついているものを使う。自分が使っていた電卓はルートがなかったので、新しく購入しました。
- 計算用紙は配布(&回収)される。1つの問題でガッツリ使用してしまうとスペースが足りなくなってしまいます。
- 問題演習で解けない(解説読んでも理解できない)問題があっても落ち込まない。
#5.まとめ
上記の勉強方法で、無事8割得点で合格することができました。
今後ですが準1級や1級は今の自分にはオーバーレベルな気がするので、統計調査士や専門統計調査士でも受験しようと考えています。
以上、ここまでお読みいただきありがとうございました。これから統計検定を受験しようと考えている皆さんの参考になれば幸いです。