プログラミング勉強日記
2020年11月23日
Javadocについて調べたときにアノテーションについて知ったので、まとめる。
アノテーションとは
アノテーションは注釈、注記といった意味を表す英語で、プログラミング用語でも注意書きを追加する機能になり余白に文字を追加する機能。アノテーションを理解できればJavaのコードがより見やすくなる。
アノテーションはデータの有無、データの数によって3種類に分かれる。
- 名前だけでデータのないマーカー(@Override、@Deprecatedなど)
- データ1つ持つ単位アノテーション(@SuppressWarningsなど)
- 複数のデータを持つフルアノテーション
よく使われるアノテーション
@Override
記述するメソッドが親クラスのメソッドをオーバーライドしていることを示す。親クラスにないメソッドをエラーにして、記述の間違いをなくすことができる。
@Deprecated
記述するメソッドの仕様が非推奨であることを示す。Javaのバージョンが新しくなっても、前の記述を残してきたいときなどに使う。
@SuppressWarning
引数にメッセージを指定することで、記述するメソッドによる警告を非表示にすることができる。
その他のアノテーション
上で紹介した3つのアノテーションとは別に、独自のアノテーションを定義するために用意されているメタアノテーションと呼ばれているものがある。
@Target
独自に定義したアノテーションが何を対象としているか宣言するために使われる。クラスやメソッドに付けるのか、変数につけるのかを決める。
@Retention
コンパイル時やプログラム実行時にアノテーションの情報を保持するかどうかを決めるために使われる。
@author
作者の名前を記述する
@param
引数と引数の説明を記述
@return
戻り値の説明を記述
@exception
メソッドが投げる例外クラスとその説明を記述
@version
クラスやメソッドなどのバージョンを記述
@see
他の関連するクラスやメソッドなどの参照先を記述
参考文献
いまさら聞けない「Javadoc」と「アノテーション」入門 (1/4)
【Java入門】アノテーションの使い方と作成する方法
Javaの「アノテーション」とは?使い方・作り方を解説