#プログラミング勉強日記
2021年5月14日
#EC2とは
EC2はAmazon Elastic Compute Cloudの略で、AWSで利用できるシステムの1つ。AWS上に仮想サーバーを構築して自由に利用できる。クラウド環境において様々な役割を担っている。
#EC2の特徴
- 数分で利用可能な従量課金(時間~秒単位)
- 起動・ノードの追加・削除・マシンのスペック変更が数分で可能
- アンマネーシド型(物理的なインフラ管理はAWS側、立ち上がったサーバーの管理や設定はユーザ側)
- 物理的なインフラは汎用的なIntelアーキテクチャを使っている
- WindowsやLinuxなどほとんどのOSをサポート
- 独自のAmazon Machine Image(AMI)にOSを設定して保存してバックアップのように使える。
EC2では仮想サーバーのことをインスタンスという単位で扱い、任意のAZにインスタンスを立ち上げてサーバーとして利用する。(インスタンスは1つのAZに設置し、リージョンに直接設置することない)インスタンスには様々な種類や性能のものがある。
#EC2の起動方法
EC2の起動方法は以下の手順になる。
- AMI(OSのセッティング)を選択する
- インスタンスタイプを選択する
- インスタンスタイプの詳細の設定をする
- ストレージを選択する
- タグを追加する
- セキュリティグループを選択する
- キーペアを設定する
(詳細な説明があるところは下記で詳しく説明する)
##1. AMI(OSのセッティング)を選択する
AMIはOSのセッティングのこと。WindowsやLinuxなどの様々なOSがすでに設定されている状態でAMIとして提供されている。主に、AWS側で用意されたAMI、3rd partyが売っているAMI、自作できるカスタムIAMの3種類ある。カスタムAMIはバックアップのように再利用することができる。
まずは、EC2インスタンスのOSを設定してそのOSでEC2インスタンスを作る。
##2. インスタンスタイプを選択する
インスタンスタイプの呼び方は、t2.nano
のようになっている。最初に出てくるアルファベット(t
)はインスタンスのファミリー。t
は汎用インスタンスのtシリーズと呼ばれるファミリー。2
は世代。nano
はインスタンスの容量を決定する。
##3. インスタンスタイプの詳細の設定をする
インスタンスの購入方式に応じて割引価格が提供されるので、用途に応じて割引価格を利用する。
物理対応可能なインスタンスもあり、これは物理サーバーにインスタンスを起動して制御可能。
##4. ストレージを選択する
EC2で直接利用できるストレージは、インスタンスストアとElastic Block Store(EBS)の2つ。
インスタンスストアは、物理的にEC2インスタンスが起動しているサーバーにアタッチされているハードディスク。EC2の値段に含まれているので無料で使用することができる。内蔵ディスクはPCに入っている内蔵のハードディスクと同じようなもので、EC2の一時的なデータが保持されてEC2の停止・終了とともにクリアされる。
Elastic Block Store(EBS)は、ネットワーク経由でEC2に接続して使うストレージ。基本的にはEC2と一緒に使う。デフォルトではEC2を削除するとEBSも同時に削除されるようになっている。(設定を変更すればEBSだけ保存することもできる) EBSは別途料金が発生する。