#プログラミング勉強日記
2021年4月20日
#クラウドとは
必要に応じて他社が所有しているハードウェアやソフトウェアをネットワークを介して利用するシステムの利用形態のこと。そのため、ユーザはインフラやソフトウェアを持っていなくても、インターネットに接続してサービスを必要なときに必要なだけ利用できる。
クラウドを利用する例としては、一時的にサーバーを利用したいときや状況によってサーバーを増減したいとき、すぐにデータベースが必要なときなどがある。このように、柔軟にシステムを利用したいときにクラウド型のサービス・ハードウェアが便利である。
インフラを仮想化することで、ソフトウェア化されたサービスとして提供されるのがクラウド型のインフラサービス。ソフトウェア化してインフラなどのサービスやそれを使った機能をインターネットを介して提供するのがクラウドというサービスである。
#クラウドの特徴
クラウドの特徴としては、5つの基本特性と3つのサービス、3つの提供形態がある。
##5つの基本特性
###1. オンデマンド・セルフサービス
ユーザは人を介さずに必要に応じてサーバー、ネットワーク、ストレージを設置・拡張・設定することができる。ネットワークに接続できれば、すべてオンデマンドで利用可能。
###2. リソースの提供
ハードウェアの使用容量などのリソースは複数のユーザによって共有し、ユーザの需要に応じて動的に割り当てる。(物理的な配置ではない。)
###3. 幅広いネットワークアクセス
ネットワークを通してパソコンやスマートフォン、タブレットなどそれぞれの端末から利用できる。
###4. 迅速な拡張性
ハードウェアなどの資源は必要に応じて増減できる。
###5. 計測可能なサービス
稼働状況が常に計測されていて、利用状況をコントロール・最適化できる。その計測結果に応じて従量課金が可能。
##3つのサービス
クラウドには主にSaaS、PaaS、Iaasの3つのサービスが存在する。(図で説明する)
##3つの提供形態
クラウドの提供形態はプライベート、パブリック、ハイブリット型の3つある。ハイブリット型はプライベートとパブリックの両方を併用する方法である。
今回は、パブリックとプライベート、自社所有のオンプレミスについて説明する。(ハイブリットは割愛)
オンプレミス(自社所有) | プライベートクラウド | パブリッククラウド | |
---|---|---|---|
所有形態 | 自社所有 | 自社所有 | 他社所有 |
特徴 | ハードウェア・ソフトウェアを購入して自社にシステムを構築。 | 自社内にクラウド基盤を構築して、ハードウェア・ソフトウェアを事業部や子会社間で共同利用。 | ハードウェア・ソフトウェアを他社と共同利用して、柔軟に構築・解除ができる。 |
メリット | 自社でハードウェアを自由にコントロールできる。 | 自社資産の効率化。パブリックと比べてコントロールが自由。 | 運用管理を他社に委任できる。システム調達・構築の自由度が高い。 |
デメリット | 調達・構築に時間がかかる。運用管理に人材とコストがかかる。 | クラウド運用管理が難しくて、クラウドのメリットが低くなってしまう。 | 自社コントロールの範囲が限られる。 |