プログラミング勉強日記
2020年11月22日
授業でJavadocを元にコードを書いたことはあるが、Javadocについて理解できていないのでまとめる。
Javadocとは
JavaではJavadocというコメントを記述することができ、プログラムについて説明するドキュメントをソースコードに埋め込むためのものである。プログラムの説明をソースコードに埋め込むことができない場合、プログラムの説明文は別のファイルで管理することになり、コード用のファイルと説明ファイルの両方の管理が必要になる。しかし、この場合は修正時にドキュメントの更新を忘れてしまい、説明と動作が一致しないということが起きる可能性がある。Javadocをうまく使うことで、コードの修正時にドキュメントの修正もできる。
Javadocはクラスの概要やメソッドの概要を記述しておくと、その情報からHTML形式のドキュメントファイルを生成してくれる。
Javadocコメントを書く場合は/**
と*/
の間にコメントを記述する。
/**
Javadocコメント
*/
サンプルコード
/**
* @author Tanaka Taro
* @version 1.0.0
*/
/**
* Javadoc解説用のメインクラス
*/
public class Main {
/**
* mainメソッド
* @param args 使用しない
*/
public static void main(String[] args) {
System.out.println("Hello World!");
}
}
Javadocのタグ名
Javadocには@
がついたタグが用意されている。
タグ名 | 説明 |
---|---|
@author |
クラスの作成者 |
@version |
作成したプログラムのバージョン |
@param |
メソッドの引数の説明 |
@return |
メソッドの返り値の説明 |
@throw |
発生する例外クラスを指定 |
@serial |
直列化されたフィールドの説明 |
@sesrialData |
直列化された状態でのデータ型と順序 |
@since |
初めて作ったときのバージョン |
参考文献
いまさら聞けない「Javadoc」と「アノテーション」入門 (1/4)
【Java入門】コメントの種類と書き方(Javadocに関する規約も解説
Javadocタグ