CIDR表記とは
IPアドレスのネットワーク部のビット長を/ビット長
で示す方法です。
例えば、192.168.1.0~192.168.1.255
の範囲の場合は192.168.1.0/24
と表記します。24ビットまでがネットワーク部、残り8ビットがホスト部になります。(IPアドレスは32ビット。8ビットずつ10進数で表示している。この場合、ネットワーク内に256のホストを配置できる。)
表記の違いだけで以下は全部同じ意味になります。
192.168.1.0~192.168.1.255
192.168.1.0/24
192.168.1.0/255.255.255.0(サブネットマスク表記)
192.168.1.0/24だったら192.168.1.0~192.168.1.255
10.0.0.0/24だったら10.0.0.0~10.0.0.255
と理解できることが大事です。
CIDRブロックで分割したネットワークをさらに分化したCIDRブロックのことをサブネットといいます。
IPアドレスの管理
IPアドレスは、ICANNが一括管理しています。必要に応じて配下の団体へと配布する仕組みがとられています。
プライベートIPアドレスの範囲
以下の範囲がプライベートIPアドレスとして使われます。
10.0.0.0~10.255.255.255
172.16.0.0~172.31.255.255
192.168.0.0~192.168.255.255
ルートテーブル
インターネットはTCP/IPプロトコルによって成り立っています。
TCP/IPでは、ネットワーク機器であるルーターが「宛先IPアドレス」をみて、宛先IPアドレスに近い方のネットワークへと次々にパケットを配送していきます。
ルートテーブルは「宛先IPアドレス」と「次の配送先ネットワーク」を結びつける表です。
ルーターは、ルートテーブルを見て次にパケットを送る先を判断します。
まとめ
CIDR表記は、IPアドレスのネットワーク部のビット長を/ビット長
で示す方法です。
例えば、192.168.1.0~192.168.1.255
の範囲の場合は192.168.1.0/24
と表記します。