ESLint 6.2.0 has been released: https://t.co/L7srPm1jkE
— ESLint (@geteslint) August 18, 2019
This release adds support for parsing ES2020 features (bigint, dynamic import) using the default parser! Please give it a try and let us know if you see any issues.
ESLint 6.2.0
がリリースされました。
お盆休み中に ESTree 仕様が更新されたので、BigInt と Dynamic Imports 構文をサポートしました。
既知の問題:
-
babel-eslint
を利用している場合、変数の利用判定が変になる。これはbabel-eslint
の対応待ちです (過去 ESLint 5.0.0 で実施された Breaking Changes に関わる問題であるため)。 -
npmで更新したとき、JSXの解析がうまくいかなくなる場合がある。npm の不具合によるものです。一度
node_modules
とpackage-lock.json
を削除して再インストールしてみてください。それでも解決しない場合、package.json
のdevDependencies
に"acorn": "^7.0.0"
を追加し、node_modules
とpackage-lock.json
を削除して再インストールしてみてください。
質問やバグ報告等ありましたら、お気軽にこちらまでお寄せください。
🚀 本体への機能追加
BigInt と Dynamic Imports をサポートしました。
これらを利用するには、env.es2020
設定と、(デフォルトのパーサーでは) parserOptions.ecmaVersion
設定を指定します。
{
"parserOptions": {
"ecmaVersion": 2020
},
"env": {
"es2020": true
}
}
-
parserOptions.ecmaVersion
設定により、新しい構文 (import("source")
や100n
) が有効になります。 -
env.es2020
設定により、新しいグローバル変数 (BigInt
,BigInt64Array
,BigUint64Array
) が有効になります。
設定ファイルに noInlineConfig
プロパティが追加されました。
{
"noInlineConfig": true
}
この設定は --no-inline-config
CLI オプションとほぼ同等です。今まで CLI でしか指定できなかったものが設定ファイルでも指定できるようになりました。
💡 新しいルール
function-call-argument-newline
関数呼び出しの各実引数の間に改行を入れるかどうかを矯正するスタイル ルールが追加されました。
/* eslint function-call-argument-newline: [error, consistent] */
//✘ BAD
foo(a, b,
c);
//✔ GOOD
foo(a, b, c);
foo(
a,
b,
c
);
🔧 オプションが追加されたルール
特になし。
✒️ eslint --fix
をサポートしたルール
特になし。
⚠️ 非推奨になったルール
特になし。