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UiPathにおける安定的なワークフロー開発ノウハウと概念理解のために

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この記事は UiPath (ja) Advent Calendar 2019 24日目の記事です。

はじめに

SIerにて、RPA導入を検討している企業、導入済みの企業向けにRPA導入コンサルティングや内製化支援コンサルティングを実施しています。振返ると2017年7月にUiPathの受託開発案件のPMをやったのがRPAとの出会いでした。

2017年頃はお客様からのニーズも外注希望が多かったのですが、徐々に内製化の波が訪れて、テクニカルサポートやセミナー講師という内製化支援周りを依頼されることが増えてきています。

ブームに乗ってRPAを導入したは良いがRPAも幻滅期に入り、活用しきれない、安定稼働せずツール乗り換えや仕切り直しを余儀なくされる、局所導入で終わってしまう企業も増えてくるかと思います。

この局面を打開するために、いろんな切り口での議論があるかと思いますが、本記事では「開発」に着目していきます。

安定的に自動化プロセスを稼働させるためには開発ノウハウが必要

以前は「RPAは簡単で誰でも業務を自動化効率化できる」という風潮もありましたが、安定的に自動化プロセスを稼働させるためには、エラーハンドリングやリトライ処理なども含めたワークフロー構築のノウハウや知識を身に着ける必要があると思っています。

そしてこれらのノウハウや知識は、操作方法を覚えたところで使いこなせるわけではなく、なぜ必要なのか、使うことでどう変わるのかといった概念を学ぶことが重要と考えています。難しいと思われるかもしれませんが、これらはパターンであり、概念を理解したうえで演習を通じてパターンを把握することで自然と使い方が身につきます。

前置きが長くなりましたが、安定的に自動化プロセスを稼働させるための開発ノウハウと概念の理解を目的とした書籍を執筆中です。
エンジニアでない方にもご理解いただけるように難しい用語は極力使わず説明しています。

順調にいけば、2020年4月~5月には書店に並ぶと思います!
安定稼働に悩む皆様の助けになれば嬉しい限りです。

対象読者

  • これからUiPathでワークフロー構築を始める方
  • 既にUiPathを触っている方で、ワークフローの安定性を向上させたい方
  • UiPathの開発ノウハウや概念を理解したい方

目次(仮)

  • Part 1. RPAについて学ぼう
    • Chapter 1. RPAを始めよう
  • Part 2. UiPathの基礎を学ぼう
    • Chapter 2. UiPathを始めよう
    • Chapter 3. UiPathに必要なプログラミング知識を学ぼう
    • Chapter 4. UiPathで基本的なワークフローの作り方を学ぼう
    • Chapter 5. アクティビティについて学ぼう
  • Part 3. UiPathの画面操作自動化を理解しよう
    • Chapter 6. 画面操作に関する主要なアクティビティを理解しよう
    • Chapter 7. レコーディングを理解しよう
    • Chapter 8. データスクレイピングを理解しよう
    • Chapter 9. セレクターを理解しよう
  • Part 4. UiPathのExcel操作自動化を理解しよう
    • Chapter 10. Excel操作系のアクティビティを理解しよう
    • Chapter 11. ExcelとDataTableを理解しよう
    • Chapter 12. Excelマクロの活用方法を理解しよう
  • Part 5. UiPathをさらに使いこなそう
    • Chapter 13. 外部設定ファイルを活用しよう
    • Chapter 14. セレクターをチューニングしよう
    • Chapter 15. アクティビティのプロパティをチューニングしよう
    • Chapter 16. 待機アクティビティをできる限り減らそう
    • Chapter 17. 機能毎にxamlファイルを分割しよう
    • Chapter 18. エラー制御を使いこなそう
    • Chapter 19. リトライ処理を使いこなそう
    • Chapter 20. VB.NET関数を使いこなそう
  • Part 6. ワークフロー開発の標準化を進めていこう
    • Chapter 21. ライブラリを使って共通部品化を進めよう
    • Chapter 22. プロジェクトテンプレートを作ってみよう
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