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AWS-SAA(02)を英語で合格した話。

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#はじめに
お読みいただきありがとうございます。
今年9月、AWS(Amazon Web Services)のSolution Architect Associateを受験して、合格しました。
実務経験なしのAWS合格体験談は、このネット上に腐るほどありますが、

  • 問題が改訂され、今年3月くらいから始まったSAA-C02であること
  • 英語で受験した

という点で奇妙な、他の方と差別化できるかなと思ったので、私なりにどういう学習をしたのかを、残しておきます。

#私のスペック

  • IT企業在籍6年目
  • 正直、自分をエンジニアと呼びたくない
  • 経験的には上流工程および対お客様のロールやブリッジSEが多め
  • 開発経験およびアーキテクチャ設計経験なし
  • インフラ構築・運用経験なし
  • 当然AWSどころか、クラウドを使用した経験もなし
  • 英語に関しては、大学時代(10年前)に1年間アメリカに留学。海外プロジェクトの経験などはなく、ひたすら海外ドラマと映画のため、趣味のように英語を続けているだけの状態。

キャリア迷いすぎ。
でもこれからも迷いながら生きていく。

#なぜ英語で受験した?
AWSは2020年9月現在、英語・日本語・韓国語・中国語のどれかで受験することができます。言語によって値段やレベルの差はなく、受験の方法も一緒です(私はテストセンターで受験しました。現在はオンラインでの受講もできます)

私はいつか海外転職をしたいと考えており、
そのため、「英語で受けられるものは英語で受けとけ」と思いました。
また、今自分が在籍しているところが外資系というのもあり、英語で受けておけばGlobalのプロジェクトとか、狙える範囲が広がるのではないかと思ったからです。

また、サンプル問題をみると、日本語が直訳で逆に難しかったこと・英語は逆にアカデミックではなく優しく感じられたので、「英語でも大きな問題はないのではないか」と思いました。

#学習方法
学習カテゴリは大きく2つです。

  • インフラの勉強
  • AWS(サービス)の勉強

#学習① インフラの勉強
スペックでも述べた通り、インフラの経験はゼロと言って差し支えありませんでした。
AWSもいっちょやったるか!と思って、早速AWSのサービスの勉強をはじめたものの、何いってんのこれ?仮想サーバーくらいしか意味わからん。くらいのレベルでした。
DNSもわからないし、プロトコルやポートの違いもうろ覚え。
私、基本情報処理もやりかけてやめたんだった。そうだったわ。

Developers.IOさんのAWSのインフラエンジニアになった方がおすすめする初心者向けの本などを、とにかく読みまくりました。
(ページ見つからなかったので、見つかり次第改訂していきます)

個人的におすすめな本達 :books:

  • 新人エンジニアのためのインフラ入門
    →「インフラって何?」みたいな自分には一冊目として非常に最適だった本。
    もちろんこれ一つでカバーはできないけど、「インフラってこういうのを指すんだな〜」というのがわかるので、ざっくり全体を知るのにおすすめ。
    自分は、初歩の勉強はびっくりするくらい簡単なものを使う方が良いと信じているので、こういうものか入ります。

  • 絵で見てわかるITインフラの仕組み
    →上記より詳しい本。できるなら周回読みたいど、人によっては挫折するかも。私も一回読み通したけど、既に忘れてきた…

  • 24時間365日 サーバ/インフラを支える技術
    →デザインパターンもあったけど、経験者ではないのでいまいちわからず…。とはいえ、hot/cold standbyとかBlue/Greenなどの説明がしっかりしてあって、用語の部分だけでも読むとベター。

他にも、「サーバーの基本」とか「DNSとは」「TCP/IPプロトコルとは」といった、インフラの超基本の本も読みまくりました。

#学習② AWSの勉強
一般的なインフラのことがわかってきたら、いよいよAWSの勉強です。
AWSの公式動画や、Blackbeltはもちろんのこと、個人的にはもっと簡単なレベルから英語で勉強したいのと、ハンズオンを重視したいというのがあり、Udemyを購入することにしました。

  • AWS Certified Solutions Architect - Associate 2020
    CloudGuruが提供する、レクチャーとハンズオンからなるSAA勉強コース。アップデートも多く、ハンズオンも(無料枠でできないものもやってくれる)多く、見ているだけでも勉強になります。レクチャーのRyanは移民弁護士(immigration lawyer)からエンジニアになった経歴の持ち主のためか、「non-IT出身の人だってエンジニアになれる」と初回講義で主張しており、励まされながらやりきりました。笑

  • AWS Certified Soltuions Architect Associate Practice Exams
    模擬試験6回分のコース。動画がありませんが、丁寧な解答がついており、私はこれを2〜3周行いました。AWSの公式模擬試験は1回2000円かかるため、力試しに1回公式の模擬試験を受けて、あとはこのようなコースを使えば節約になります。合格者から定期的に問題傾向を聞いているようで、こまめに問題がアップデートされています。

  • Architecting on AWS
    こちらはAWSもしくはAWS認定のトレーナーが行う公式の研修です。
    コロナ前まではAWS本社で結構なお値段で行われていたのですが、コロナ後全部オンラインになったのか1桁万円で提供されていました。トレーナーさんにもよるのかもしれませんが、私は幸運にも人気トレーナーさん(人気というか、表彰とかされてる人)の回を受講でき、色々な事例を見せていただくことができました。これを受けていなくても合格はできますが、もし補助費用などが会社から出る場合には受けて損はないかもしれません。

おわりに

プロジェクトが忙しく、AWS-SAAを取ろうと思ってから1年以上経ちました。
問題の改訂などもあり、「もうやめようかな」とか「日本語でやり直そうかな」と思うことは何度もありましたが、海外の人と対等に働ける自分を夢見て、あとはちょこちょこやっていたハンズオンが楽しくて、結局手が比較的空いた9月に受験・合格することができました。

結局合格してもらったバッジには、なんの言語で合格したなんて書いていなくて、他の人から見たら日本語で勉強して取得した人と何ら変わりなくなりました。
とはいえ、自分の中では「英語で勉強して、英語で受験して、パスした」という、留学の時に感じたような一種の達成感があり、自己満足とはいえ受けて良かったと思っています。

もちろん、スタートラインに立っただけなので、これから所属の会社でAWSを使う案件を探しつつ、別のUdemyのコースでAWS上にアプリを作ってみようと思います。

私みたいな奇妙な挑戦者に幸あれ。

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