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OSSの始め方と心構えと対策

Last updated at Posted at 2018-12-18

OSSでコントリビューターになって、ドヤりたかったというのが、OSSを始めるきっかけでした。
しかし、今となってはどうやってドヤればいいのか分かりません。

そんなところでOSSのメリットや取り組み方、そのときにやった僕なりの工夫という順で示していきます。

OSSのここがいい!!

キャリア

OSSをやることでエンジニアのキャリアとしてプラスになります(多分)。

OSSのコントリビューターになるということは、エンジニアとしてそのバッジを胸にするということです。

そのバッジが多いほど強いやつに見られます(多分)。

ちなみに、噂によると日本人でOSSをやっている人は少ないらしいです。

英語のコミュニケーション

たいていのOSSのでは、海外のエンジニアとコミュニケーションをすることになります。

日本では英語を使うタイミングはほとんどないので、そういう機会を得られるというのは、OSSならではです。

貢献できる幸せ

アドラー心理学では、他人への貢献感が幸せに繋がるといいます。

OSSをやるというのは、世界で使われるソフトウェアの開発をするということです。

OSSにはアドラー心理学でいう、貢献感と幸せがあります。

OSSのやり方

プロジェクトを見つける

プロジェクトを見つけることからですが、一番ここが難しいのかもしれません。

まず、どう探せばいいのか分かりません。

でも、もう悩んでも仕方ないので、なにかテキトーに選んでいいです。

僕の場合は、今持っているプロジェクトでPHPMailerを使っていたので、PHPMailerを選びましました。

どう貢献するかを決める

プロジェクトにはいろいろな貢献のしかたがあります。
例えば、ドキュメントの翻訳や、バグの報告、issueの解決、とかです。

僕の場合は、プロジェクトにあったissueの中から、テストカバレッジの改善というissueを選びました。
これを選んだ理由は、2つです。

  • カバレッジのテストには、前提知識はあまり必要ない

  • テストのコンテキストを理解した上の改善ではなく、あくまでもカバレッジ優先

コミットする

あとは決まったらやるだけです。
テストのカバレッジを上げることだけに集中してやりました。

今回のissueはあくまでも、今回のissueはカバレッジの改善でした。

なので、カバレッジ優先を念頭に取り組みました。

ただ、PHPMailerは、名前の通りメールを送るものなので、メールを送ることを踏まえたテストをしないといけません。

しかし、ラッキー?なことにメールを送るのなら、このへんはテストするだろう、というところが、テストされてなかったので、まずとりあえずそこを埋めるようにしただけでも、カバレッジは上げることはできました。

また、カバレッジなので、リフレクションを使ったりしてカバレッジをあげていきました。

そもそもテストとしてどうなの?というのは確かにありますが。
カバレッジだったので(言い訳)。。。

苦労した点

TravisCIの結果と、開発環境で再現できない

開発環境で通るテストも、TravisCIでは通らなくて苦しみました。
しかし、手元でTravisの結果を再現できないのは、まああるよ、とのことでした。

この点には、そのあとコミュニケーションをとると、こんな返事がありました。

そんなもんなのね。

qiita1.png

コーディングフォーマットが違う

僕の書いたコードは、PHPMailerのコーディングフォーマットに則っていないことで、Travisから怒られるということがありました。

これを直すのがまあ、めんどかったです。

プロジェクト毎にこういうルールがあると思うので、気をつけましょう。

qiita2.png

よくみたら、最初に注意しているという。。。。

qiita3.png

PR申請 → マージされる

Travisのテストが通ると、正式にPRが申請されます。
あとはレビュアーのレビューを待ちます。

そして、テスト後のレビューは特に指摘はありませんでした。

そして、このとおり。これを待ってました。

qiita4.png

今では、僕のリポジトリにはprivateからPublicになったPHPMailerがあります。

(これはやったね。でいいすよね?)

スクリーンショット 2018-12-17 23.06.27.png

OSSにおいて、英語がハードルに感じる人もいるかもしれませんが、そんなことありません。
僕もそんなに英語ができるワケではありません。

その証拠に、今回載せたやり取りはかなり拙い英語だったと思います。

(やり取りをしてくれたマーカスが優しかったというのもあるかもしれませんが。)

ということで、OSSはまたやろうと思います。

おまけ → 工夫した点

ここから以降は、ある意味おまけです。

怠ける僕を律するための工夫や、わからないときの対策を書いていきます。

これからOSSをする人の助けになるかもしれません。

メンタル面の工夫

  • 毎日同じだけの時間をかけること

  • 「スタンフォードの自分を変える教室 スタンフォード シリーズ/ケリー・マクゴニガル」では、なにかをするには意志力とあります。
    僕は飽きやすい性格なので、努力を当たり前にする仕組みを作りました。

当たり前の仕組み作り

やったことではなく、やった時間でこなす

「仕事に追われない仕事術 マニャーナの法則・完全版/マーク・フォースター」では、やったことでやめると、終わったという事実が心に刻まれる、とあります。

なので、キリの良いところであえて終わらないようにしました。
キリよく終わりそうなときはあえて、手を付けるようにしました。

ハッタリ作戦

僕がやるつもりのissueで、誰かに先を越されるのは嫌だったので、先に「俺は少しできちゃっている。」みたいなハッタリを言って自分を追い込みました。

「ハッタリ」を噛まして、自分の逃げ道をなくしました。

ただ相手からしたらハッタリですらなかったかもしれませんが、自分に対してのハッタリにはなりました。

僕はこれくらいしないと、OSSを途中で諦めてしまうかもしれません。

諦めたくなかったのでハッタリをかましました。

分からないことは、聞く

当たり前ですが、分からないことは聞きました。
僕はまずgithubの使い方もよくわかっていなかったので、そこから聴きました。

それから、PRのしかたとか、わからないことはとにかく聞きました。

スクリーンショット 2018-12-17 23.07.37.png

聞いているうちに英語でコミュニケーションするのが楽しく感じました。

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