Raspberry Piの無線LAN設定をコマンドラインで行う

なぜこれをやるのか

Raspberryを有線接続しながらセットアップをすると，無線LANを自動的に認識されない事が多い．
また，GUI（デスクトップ環境）で操作では，IPアドレスを固定することができたが，無線LANの設定を自動的に設定することができなかった．
なので，今回はRaspberry Piのターミナルを用いて，CUI（文字のみの環境）で無線LANの設定を行う．

やるにあたって

必要な技術としては，ターミナルの操作やLunuxの知識が必要となるので，デスクトップ環境のみで生きてきた人には少しつらい部分もある．
今回は，lsコマンド，cdコマンド，viの知識があると乗り切れる．

設定方法

sudo コマンドでスーパーユーザ（rootユーザ）になる必要がある

$sudo su

設定するファイルは以下の2つになる．フルパスで書かれているので，その前にviコマンドを使うことで編集できる．

• /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf

wpa_supplicant.conf

ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev
ap_scan=1
update_config=1

network={
  ssid="SSIDの名前"
  psk="パスワード"
  scan_ssid=1      #ステルスの場合には左の設定を記述する
  key_mgmt=WPA-PSK
}

• /etc/network/interfaces

auto wlan0
allow-hotplug wlan0
iface wlan0 inet static
  address 192.168.1.20
  netmask 255.255.255.0
  broadcast 192.168.1.255
  gateway 192.168.1.1
  dns-nameservers 192.168.1.1
  wpa-conf /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf