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IBM API Connect as a Service on AWS 試用版を使ってみる (開発者ポータルの有効化)

Last updated at Posted at 2022-12-21

はじめに

ここでは、IBM API Connect as a Service on AWSの試用版において、開発者ポータルを有効化して、外部の開発者からAPI仕様を確認できるようにします。

IBM API Connect as a Service on AWSの試用方法については、以下の記事を参照してください。
IBM API Connect as a Service on AWS 試用版を使ってみる

カタログと開発者ポータル

API Connectでは、API定義を「カタログ」に公開することで、API呼び出しができるようになります。
「カタログ」に公開されたAPIの仕様を表示するために、開発者ポータルが提供されます。
API利用者は、公開されたAPI仕様を開発者ポータルで参照し、APIのリクエストアプリケーションを開発します。
開発者ポータルでは、APIキー(クライアントID、クライアントシークレット)の発行も可能です。

開発者ポータルサイトの有効化

開発者ポータルを利用するには、「カタログ」の設定で開発者ポータルを有効化する必要があります。
開発者ポータルの有効化、利用方法については、製品のチュートリアル:Creating the Developer Portalでもガイドされています。

開発者ポータルの有効化は、それぞれのカタログ単位で設定します。
API Managerのメニューで「管理」を選択すると、構成されているカタログが表示されます。
sandbox1.png
デフォルトでは、「サンドボックス」と呼ばれるカタログが一つ提供されています。新規にカタログを作成することもできます。
新規にカタログを作成する場合は、カタログ作成時に、カタログ所有者となるユーザーを選択し、任意のカタログ名を入力します。カタログ作成後に「カタログ設定」「ゲートウェイ・サービス」を選択し「編集」でゲートウェイサービスを有効化します。

AWSで提供されている「サンドボックス」カタログは、AWSのAPI Connect管理者が所有者になっています。「サンドボックス」カタログのポータルを有効化する場合は、カタログ所有者を自分のアカウント(IBMID)に変更して、アクティベーション・メールを自分宛に送信できます。カタログ所有者の確認、変更は、「カタログ設定」「概要」「編集」で確認できます。

開発者ポータルを有効にするため、カタログのメニューで「カタログ設定」「ポータル」を選択します。
catalog_portal1.png
「作成」をクリックして、「ポータルの作成」画面を表示します。
catalog_portal2.png
「このカタログで使用するポータル・サービスの選択」でポータル・サービスを選択します。URLはデフォルト値が自動的にセットされます。
「作成」をクリックすると、ポータルを有効化するアクティベーション・リンクを含むメールが、カタログ所有者のメールアドレスに送信されます。(メール送信まで5〜10分程度かかります)
そのリンクをクリックすることで、開発者ポータル・サイトが有効化されます。この最初の有効化時のユーザーは、開発者ポータルサイトのadminユーザーです。

コンシューマー組織の作成とAPI利用

APIを利用するユーザーは、最初にコンシューマー組織(コンシューマー組織所有者)を作成します。
コンシューマー組織の作成、アプリケーションの作成、APIのテスト呼び出し方法については、製品のチュートリアル:Creating Accounts and Applications on the Developer Portalでもガイドされています。

開発者ポータル上からは、「アカウントの作成」で作成できます。
portal1.png
入力項目は、ユーザー名、メールアドレス、名、姓、コンシューマー組織名、パスワード、CAPTCHAです。
portal2.png
コンシューマー組織作成時に、このメールアドレスにアクティベーション・リンクのメールが送信され、そのリンクをクリックしアカウントを有効化します。

コンシューマー組織所有者を作成するためには、API Managerで利用したIDのメールアドレスとは別のメールアドレスが必要です。

API仕様の確認

API仕様は、開発者ポータルにアクセスすることで確認できます。
API公開時の設定によって、ログインしたユーザー全員や特定のコンシューマー組織にのみ表示する制御も可能です。

アプリケーションの作成とサブスクライブ

コンシューマー組織の開発者は、開発者ポータル上で、アプリケーションの作成を行います(このとき、同時にAPIキー(クライアントID、クライアントシークレット)も発行されます)。
このアプリケーションと公開されているAPIをサブスクライブし関連づけることで、このAPIキーをパラメーターとして付与したAPI呼び出しが、許可されるようになります。流量もこのAPIキー(クライアントID)をもとに制御されます。

APIテスト呼び出し

サブスクライブした後で、API仕様の画面の「試す」メニューから、APIのテスト呼び出しができます。

その他

開発者ポータルは、画面のロゴ、背景、レイアウト等のカスタマイズが可能です。ポータルを有効化した際のadminユーザーでこれらのカスタマイズを行います。
チュートリアルが提供されていますので参考にしてください。
IBM API Connect Developer Portal tutorials

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