0
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 3 years have passed since last update.

データの仮想化とは

Posted at

データの仮想化とは

  • 既存のデータベースに格納されているデータの仮想ビューを作成する。
  • データを物理的に移動せず、新たな仮想データレイヤーで複数ソースからのデータを統合ビューとして表現する。
    →この手法はしばしば「データフェデレーション」(または「仮想データベース」)と呼ばれる。
    →基となる複数のデータベースがフェデレーションの対象(「フェデレート」と呼ばれる)
  • データの仮想化では、基となっているデータベースに対してクエリが実行される。
    →新しいデータの仮想化技術の多くでは、データの読み取りだけでなく書き込みもできる。
  • データの仮想化は、主にデータ分析用途で利用される。

メリット

  • データを物理的に移動しないため、データへのクエリ前にやらなくてはならない作業やコストが少なく、既存のインフラへの影響も抑えることができる。
  • 非構造化データソースと構造化データソースの両方に対してアドホックな(特定の目的の)SQLクエリを実行できる。
    →データの仮想化ではこれが主なユースケース

デメリット

  • 仮想データベースではデータがインデックス付けされず、インデックス格納用の独立したデータストレージもない。
    →基となるソースシステムで付けられたインデックスに依存する。
  • 仮想データベースでは、すべてのリクエストを、個々のソースシステム用の別のリクエストにマッピングしてから、すべてのソースシステムに対して実行する。
    →ネットワーク全体でパフォーマンスの問題が発生する可能性があり、システムは常にネットワーク容量の問題に悩まされる。
  • データのリネージや履歴をトラッキングできる場所がない。
    →「single source of truth」(信頼できる唯一の情報源)は得られない。
  • 一般に、仮想データベースではセキュリティ制御に制約がある(少なくとも実装が複雑)。
    →例えば、仮想データベースでは、レコード単位ではなくテーブル単位でのみデータを保護できる。
  • 仮想データベースの容量は、常に基となるソースシステムのデータ量に制限される。

参考

0
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?