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PCのスペックを有効活用するWindowsOS設定

Last updated at Posted at 2019-07-16

PCのハードウェアスペックを有効活用するためのWindowsOS上の設定メモです。
自分用にまとめるために作成しました。

※Windows 10 Pro 1809 日本語OSベースでの手順となります。よほど古いOSでない限りは、設定に違いはないので各自のOSの手順に読み替えてください。

恒久設定

定期的な運用として実施する必要がないもの。

電源設定パフォーマンス

電源プランが「省電力」や「バランス」の場合、基盤のスペックを有効的に利用できていない可能性があります。
1.[スタートメニュー(Windowsボタン)]の検索から「コントロールパネル」を検索し起動する
2.[システムとセキュリティ]-[電源オプション]をクリックする
3.選択されたプランの一覧に「高パフォーマンス」が表示されている場合は、「高パフォーマンス」を選択しコントロールパネルを閉じる
4.「高パフォーマンス」が表示されていない場合は、[スタートメニュー(Windowsボタン)]の検索から[コマンドプロンプト]を検索し、検索結果を右クリックし、管理者権限で実行する
5.コマンドプロンプト上で、下記のコマンドを実行する
6.3を実施する

powercfg -setactive 8c5e7fda-e8bf-4a96-9a85-a6e23a8c635c

※[高パフォーマンス - プラン設定の変更]-[詳細な電源設定の変更]からより詳細な設定が可能
※ノートPCのバッテリーを節約したい場合は、「省電力」がを検討
※デスクトップPCでは高パフォーマンスモードを超える「究極のパフォーマンス」を下記のコマンドにて有効か可能。

powercfg -duplicatescheme e9a42b02-d5df-448d-aa00-03f14749eb61

IPv4優先

IPv6が優先となっていることでネットワークの通信に遅延が発生する可能性があります。
1.下記URLにアクセスし、[プレフィックス ポリシーで IPv6 よりも IPv4 を優先する]項目の「Download」をクリックする
上級ユーザー向けに Windows で IPv6を構成するためのガイダンス
2.ダウンロードされたファイルをダブルクリックで実行する
3.画面にし従い正常終了したことを確認する
4.[スタートメニュー(Windowsボタン)]の検索から[コマンドプロンプト]を検索し、検索結果を右クリックし、管理者権限で実行する
5.コマンドプロンプト上で、下記のコマンドを実行する

reg query "HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Tcpip6\Parameters" /v "DisabledComponents"

6.下記レジストリキーが表示されること

  DisabledComponents    REG_DWORD    0x20

※利用しているインターネット回線によってはIPv6を用いることで高速化を図っている場合もあるので要確認

アンチウィルスソフトスキャン

スキャンが必要ないファイルやフォルダをスキャンすることで処理が完了せず、CPUの高騰につながる可能性があります。
導入しているアンチウィルス対策ソフトによって手順が異なるので、スキャン除外が推奨されるものを以下に記載します。

スキャン除外推奨ファイルとフォルダ
Pagefile.sys
*.pst
%systemroot%\System32\Spool
%systemroot%\SoftwareDistribution\Datastore
%windir%\Security\Database
%allusersprofile%\NTUser.pol
%systemroot%\system32\GroupPolicy\Machine\registry.pol
%systemroot%\system32\GroupPolicy\User\registry.pol
ネットワークドライブ & 共有ドライブ
導入アプリで推奨となっているファイルやフォルダ

https://success.trendmicro.com/jp/solution/1313316

※アンチウィルス対策ソフトのログを見てスキャンに時間を要しているものも除外を検討する
※これらの除外設定はセキュリティリスクが高まるので自己責任で

起動アプリケーション

不要なアプリケーションが立ち上がることで、起動の遅延やCPUメモリに不要な負荷を与える可能性があります。
1.[タスクバー]を右クリックし、「タスクマネージャー」を起動する
2.[スタートアップ]タブをクリックする
3.起動で不要なアプリケーションをを右クリックし、「無効化」をクリックする
4.[スタートメニュー]を右クリックし、「ファイル名を指定して実行」をクリックする
5.「shell:startup」と入力し、「OK」をクリックする
6.表示されたフォルダから、不要なアプリケーションのショートカットを削除する

※とりあえず無効化し再起動後挙動がおかしければ戻す
※OneDriveなど普段の利用で使用していないアプリを選定

バックグラウンドアプリ

不要なアプリケーションが立ち上がることで、起動の遅延やCPUメモリに不要な負荷を与える可能性があります。
1.[スタートメニュー]を右クリックし、「設定」をクリックする
2.[Windows の設定]画面から「プライバシー」をクリックする
3.[プライバシー]のメニューから[バックグラウンド アプリ]をクリックする
4.[スタートメニュー]を右クリックし、「ファイル名を指定して実行」をクリックする
5.不要なアプリケーションをオフにする

※とりあえず無効化し挙動がおかしければ戻す

仮想メモリ

仮想メモリ(ページングファイル)の設定が環境に合わないものの場合、処理の遅延を招く可能性があります。
1.[スタートメニュー(Windowsボタン)]の検索から「コントロールパネル」を検索し起動する
2.[システムとセキュリティ]-[システム]をクリックする
3.システム画面で、「システムの詳細設定」をクリックする
4.システムのプロパティ画面で、[詳細設定]-[パフォーマンス- 設定]クリッ
5.パフォーマンスオプション画面で、「詳細設定」のタブをクリックし、[仮想メモリ - 変更]をクリックする
6.[すべてのドライブのページングファイルのサイズを自動的に管理する]のチェックを外し、カスタマイズでファイルサイズを設定し、[設定]をクリックする
7.「OK」をクリックする
8.再起動する

※仮想メモリの値については環境や利用状況に起因するため、こちら記載するより「仮想メモリ 最適値」で検索して頂いたほうがよいかと

定期運用

定期的な運用として実施する必要があるもの。

クリーンアップ

ディスクの容量不足によって、読み込み書き込みの処理に遅延を招く可能性があります。
1.エクスプローラを起動し、システム領域が保存されているドライブを右クリックし、「プロパティ」をクリックする
2.全般画面にて、「ディスクのクリーンアップ」をクリックする
3.ディスククリーンアップ画面で、「システムファイルのクリーンアップ」をクリックする
4.削除対象の項目にチャックが入っていることを確認し、「OK」をクリックする

デフラグ

ファイルの断片化によって、読み込み書き込みの処理に遅延を招く可能性があります。
1.エクスプローラを起動し、システム領域が保存されているドライブを右クリックし、「プロパティ」をクリックする
2.[ツール]タブをクリックし、「最適化」をクリックする
3.ドライブの最適化画面で、システム領域が保存されているドライブを選択し「最適化」をクリックする
4.最適化が完了したことを確認し、「閉じる」をクリックする

メモリの解放

メモリの高騰は、PCの処理全体に影響を与えます。どうしても再起動できない場合に利用してください。
1.下記サイトからWindows Server 2003 Resource Kit Toolsをダウンロードし、展開する
Windows Server 2003 Resource Kit Tools
※インストーラーではないです
2.解凍されてフォルダの中から「empty.exe」を任意のフォルダへ置く
3.[スタートメニュー(Windowsボタン)]の検索から[コマンドプロンプト]を検索し、検索結果を右クリックし、管理者権限で実行する
4.コマンドプロンプトで、下記コマンドを実行しフォルダを移動する

cd empty.exeを置いたフォルダ

5.コマンドプロンプトで、下記コマンドを実行しフォルダを移動する

empty.exe *

以上です。

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