Toolchainって何?
先日のプレスリリースでDevOps Toolchains(ツールチェーン)が公開されました。
Toolchainsとは、継続的デリバリー(CD)を実現するための開発ツール群を表します。Bluemixにおいて特徴的なのが、IBMが公開しているIBM Garage Methodの各カテゴリーで使用するツールをクリック一発でBluemix環境と統合できることです。
IBM Garage Methodって何?
デザイン思考を取り入れたサービス開発のメソドロジーです。資料はどなたでも参照できて、ベスト・プラクティスが紹介されています。Garage Methodだけで、Qiitaの記事が量産できてしまうのでここでは割愛しますが、Cultureから始まって、Think、Code→・・・・をぐるぐる回してアジャイルに、そしてクイックに開発を進めていく手法です。
- Culture
- Think
- Code
- Deliver
- Run
- Manage
- Learn
Garage Methodのフィールドガイドはこちらをご参考ください。
ビジネス側も、デザイナーも、開発者もみんなで激流をくだりながら、一つのサービスを作っていくイメージです!そう、ウォーターフォール開発ではなく、Minimum Viable Product(MVP:Minimum Viable Product)をアジャイルに開発して、評価して素早くリリースして、継続的に改良・拡張を加えていく開発手法です。
IBMのテクノロジーにロックインされるの?
ありえないです。足りないところはIBMの製品があったりしますが基本的にはDeveloperがよくつかうオープンなツールを統合しています。無料です!
どんな感じなものでしょ?
ひとまず、Webサーバーを立ててみて、そのtoolchainとやらをみてみましょう。ふむふむ・・・この有効化のボタンをクリックするわけですな。
わかったのですが、必ずGitHubにアカウントを作っておいてくださいね。つくってないとGitHubのところがエラーになるようです。
画面が変わると・・・
おぉ!Garage Methodのに沿って、GitHubとWeb IDE、PIPELINEがなんとなく連携してそうです!
いままでのWeb IDEからPIPELINEを利用していたけど、何が違うのかな・・・・のドキドキ。。。
設定が完了したようですので、Web IDEを触ってみましょう。
ちょこっとHello Wolrdを変更してみます。
GitをクリックしてみるとGitHubにリポジトリーがつくられていることがわかるかと思います。
GitHubでもしっかりとリポジトリーが作成されていました!
デプロイが正常にできないなと思って、PIPELINEをみてみました。なぜか、ステージングがちゃんと構成されていない・・・。
ステージの構成を仕切り直して・・・みます。たしか、ステージの構成を選択してっと。。。
早速ビルドしてみます。再生ボタンをポチッとな!・・・しばらくするとビルド成功というステータスが確認できます。
次はデプロイのステージをつくるために新たなステージを追加します。
ジョブタブを選択すると、何故かスペースがおかしなところにありました。おそらく正しくスペース名が取得できてなかったのか・・・・・。作成されたアプリのスペース名を指定してあげます。そのまま保存してあげます。
さっそくデプロイしてみましょう。
できました!うーん・・・なんかまだ挙動が・・・・そのうち改善されるかな・・・。
今後に期待
DevOps Serviceも見やすく色が変わっていて見やすくなっていました。シームレスにGitHubに直接リポジトリーをつくっていけるところは非常にありがたいなと思いました。
Slackとの連携や他サービスも1クリックかと思ったのですが、手動で追加しないといけないようでした。
きっとこれからできるようになるでしょう!
カタログからToolchainを構成するとひと味ちがった件
カタログメニューからDevOpsのメニューを選択して、Continuous Deliveryを見るといくつか種類がありました。
詳細は次回やるとしますが、がっちりとツール群が揃っているものができるみたいでした。
このツール群、まだまだ増えそうな予感がしていて、DevOpsに目が話せなくなりました。今後に期待!