はじめに
blenderの座標軸方向と、視点切り替えについて、これまで、漫然と覚えていたことを、自分なりに整理してみた。
初期画面における座標軸
初期画面の、立方体が置かれた座標軸は、図のようになっている。blenderの3Dビューポート右上に、常に向きは表示されているが、分かりやすく書き込んでみた。
x軸の正が手前、y軸の正が奥、となっており、直感的な向きとずれているが、blenderは、3次元座標に右手系を使っているので、このような配置になる。
スザンヌを置いた時の、ローカル座標
立方体を削除して、スザンヌを置いてみる。
この際、スザンヌのローカル座標は、グローバル座標を引き継ぐので、ローカル座標のyの正方向が、スザンヌにとっては後ろ向き、ローカル座標のxの正方向が、スザンヌにとっては左向きとなる。
直感的には、スザンヌの顔の向きが、x軸正方向のように思えるが、そうではない。
ただ、モデリングをする際には、この配置は望ましいものとなる。モデリングでは、左右対称を良く利用するが、blenderでは、ミラーモディファイアのデフォルトで対称としているのは、x軸となっている。そして、x軸の正が右に向かうようにモデルを置くと、モデルの正面方向は、y軸の負の方向、つまり、図の状況となる。
テンキーによる視点切り替えについて
「1」を押した場合
モデルが、y軸負の方向を向いているので、その正面となるのは、y軸の正方向となる。テンキー「1」によって、視点がy軸の正方向へと向かう。
この時、x軸正が右、z軸正が上になる
「3」を押した場合
テンキー「3」は、「1」の状態から右方向へ動いて、スザンヌを横から見ることになる。
テンキーにおける、「1」と「3」の位置関係の通りにカメラが動く訳である。
この時、y軸正が右、z軸正が上になる。
視点と座標軸方向との関係で言えば、「1」の時には、y軸上の正の方向を向いていたのだが、「3」だと、x軸上の負の方向を向くことになる。ここも、直感と反する。
「7」を押した場合
テンキー「7」は、「1」の状態から上方向へ動いて、スザンヌを上から見ることになる。
テンキーにおける、「1」と「7」の位置関係の通りにカメラが動く訳である。
この時、x軸正が右、y軸正が上になる。