LoginSignup
25
19

More than 3 years have passed since last update.

django-allauthでLINEログインをする

Last updated at Posted at 2019-10-05

django-allauthの情報が少ない!

特にLINEの情報は引くほど少ないです。
公式ドキュメントを見ても、LINE Developersへのリンクが張ってあるくらいでした。英語を頑張って読むことすら許されていません。
当然ながらハマったので、気をつけることをメモしておきます。

モジュール周りのインストール

まずはモジュールをインストールしましょう。djangodjango-allauthをインストールします。

pip install django
pip install django-allauth

djangoプロジェクトの作成

作成するプロジェクトの名前はline、ログインをするアプリケーションの名前はloginにします。

django-admin startproject line
django-admin startapp login

アプリを作成したらとりあえずdjangoのスタートページにアクセスしてみましょう。

python manage.py runserver

これであとは、http://127.0.0.1:8000/ にアクセスすればこちらのページが表示されるはずです。
2019-07-24-1.PNG

プロジェクトの設定とか

ではここから、lineログインを実装していきます。

settings.pyの設定

settings.pyを開き、設定をします。
設定するのは以下の点です。

  • 作成したloginアプリケーションの登録
  • django-allauth周りの設定
  • login後、logout後のリダイレクトの設定
  • 日本語化(いらないと思うけどねんのため)
setting.py

(省略)

INSTALLED_APPS = [
    'django.contrib.admin',
    'django.contrib.auth',
    'django.contrib.contenttypes',
    'django.contrib.sessions',
    'django.contrib.messages',
    'django.contrib.staticfiles',
    'django.contrib.sites',                         #追加
    'login',                                        #追加
    'allauth',                                      #追加
    'allauth.account',                              #追加
    'allauth.socialaccount',                        #追加
    'allauth.socialaccount.providers.line',         #追加

]

(省略)

# Internationalization
# https://docs.djangoproject.com/en/2.2/topics/i18n/

LANGUAGE_CODE = 'ja-JP'         #変更

TIME_ZONE = 'Asia/Tokyo'        #変更

USE_I18N = True

USE_L10N = True

USE_TZ = True

(省略 ここから下は全部追加)
######################################
# Authentication                     #
######################################

# Don't forget this little dude.
SITE_ID = 1

# ログインのリダイレクトURL
LOGIN_REDIRECT_URL = '/'

# ログアウトのリダイレクトURL
ACCOUNT_LOGOUT_REDIRECT_URL = '/'

AUTHENTICATION_BACKENDS = (
    'django.contrib.auth.backends.ModelBackend',
    "allauth.account.auth_backends.AuthenticationBackend",
)

SOCIALACCOUNT_PROVIDERS = {
    'line': {
        'SCOPE': ['profile','openid'],
    }
}

ここがハマったところなんですが、Lineログインをするにはscopeの設定が重要らしく、最後のSOCIALACCOUNT_PROVIDERSの設定がないとちゃんと動かなかったです。

urlの追加

lineプロジェクトにアクセスするurlを登録します。
loginアプリとallauthのurls.pyをincludeします。
これで2つのアプリケーションのurlにアクセスすることができるようになります。

line/urls.py
from django.contrib import admin
from django.urls import include,path            # includeを追加

urlpatterns = [
    path('admin/', admin.site.urls),
    path('auth/', include('allauth.urls')),     # 追加
    path('', include('login.urls')),             # 追加
]

アクセス用のページの作成

django-allauthはlogin用のviewもtemplateも用意してくれるので、僕らはそれにアクセスればいいんですが、ログインしたことがわかるリダイレクトページとか作りたいのでそれを作ります。

login/urls.pyの作成

urls.pyはstartappコマンドでは作られないので、ファイルを作成する必要があります。

login/urls.py
from django.urls import path
from . import views

# set the application namespace
# https://docs.djangoproject.com/en/2.0/intro/tutorial03/
app_name = 'login'

urlpatterns = [
    # ex: /
    path('', views.top, name='top'),
 ]

login/views.pyの変更

views.pyはすでにあるのでそのまま使います。

login/views.py
from django.shortcuts import render

# Create your views here.

def top(request):
    """トップ画面"""
    return render(request,
                  'top.html')

表示するtemplatesを作成する

loginフォルダの下にtemplatesフォルダを作成して、その中にtop.htmlを作ります。
中身は簡単で構いません。

top.html
<a href="{% url 'line_login' %}">lineでログイン</a>

{% if user.is_authenticated %}
<p>ログイン済</p>

<a href="{% url 'account_logout' %}">ログアウト</a>
{% endif %}

一応解説すると、はじめトップページはlineログイン用のリンクだけがあります。
ログインするとトップページにリダイレクトするようになっていて、トップページはユーザー認証済だと「ログイン済」と表示されて、ログアウト用のリンクが表示されるようになっています。

DBを作成して、スーパーユーザーを作成する

マイグレーションをして、管理サイトにログインするスーパーユーザーを作成します。

python manage.py makemigrations
python manage.py migrate
python manage.py create
python manage.py createsuperuser
ユーザー名 (leave blank to use '*****'):
メールアドレス:
Password:
Password (again):

LINE ログインを作る

次はLINEログインを作りましょう。
まずは次のページにアクセスして、LINEアカウントでログインしてください。

プロバイダーの作成

ログインを進めていくと次の画面に来るので、「新規プロバイダー作成」を押してください。

2019-10-05_4.PNG

プロバイダー名を入力して「確認する」を押します。
再確認がされるので、それもOKします。
2019-10-05_1.PNG

新規チャネルの作成

無事プロバイダーが作成されたら、新規チャネルを作成します。
今回やりたいのはLINEでのログインなので、LINEログインを選択します。
2019-10-05_2.PNG

「任意」となっている箇所以外を埋めたら作成できます。
今回使うのはこちらのChannel IDChannel Secretです。あとから使いますので覚えておいてください。
2019-10-05_lsegjpoi4.PNG

Webログインのリダイレクト先の設定

次はWebログインのリダイレクト先を設定します。
作成したWebアプリからLINEログインをすると、LINEに処理が移るのですが、ログインを終了したあとにWebアプリ側に処理を戻すときのアクセス先の設定です。
今回はlocalhostにサーバーを建てるので、http://127.0.0.1:8000/auth/twitter/login/callback/に設定します。
2019-10-05_5.PNG

ここまで終われば、ひとまずLINEDeveloperでの設定は終わりです。

LINEログインをDjangoの管理サイトに登録する。

さあ、最後の一息です。
Djangoの管理サイトにアクセスして、外部アカウントのSocial applicationsへアクセスします。

2019-10-05_6.PNG

アクセスしたら右上にある楕円形のSOCIAL APPLICATIONを追加を選択して、新しいアプリケーションの選択画面を表示します。

2019-10-05_7.PNG
プロバイダーのプルダウンからLineを選択します。
Client idにLINE DevelopersのChannel IDを、Secret keyにLINE DevelopersのChannel Secretを設定します。

そしてSitesの欄でexample.comを選択し、矢印を押して選択されたsitesに移動しましょう。(ちょうど画像のようにするイメージです)

いざアクセス!

さあ準備は整いました!
まずはrunserverコマンドで、localhostにサーバーを立てましょう。

python manage.py runserver

そしたらトップページにアクセスします。
2019-10-05_8.PNG

lineでログインをクリックすると、LINEログインのページに飛ばされます。
2019-10-05_9.PNG

ログインを押すと、もとのWebアプリにコールバックされて、LOGIN_REDIRECT_URLに設定したパス(ここではトップページにリダイレクトしています)に飛ばされます。

2019-10-05_10.PNG

トップページが表示され、ログイン済の表示と、ログアウト用のリンクが表示されていると思います。

おわり

ひとまずこれでdjango-allauthでLINEログインを実装することができました。
ぜひ自分で使っているWEBアプリに組み込んでみてください。

25
19
1

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
25
19