これから、C++言語を始める人が最初にぶち当たる「壁」、「開発環境のセットアップ」を突破した人に贈る、次の一歩、「プロジェクトを作る」
※説明は、Windows10 64bit版が前提条件とします。
面倒な「Microsoft C++ Build Tools」(MSVCxxx.DLL)を使わず、GCC/Clangコンパイラだけでも、そんなに影響していない。
5.Qt Creatorの起動(前回のおさらい)
c:/msys64/mingw64/bin/qtcreator.exeファイルをダブルクリックして、起動!!
ショートカットを作っとけば、起動が楽になります。
6.プロジェクトを新規作成する
6-1. QtCreatorの初期画面には、4個のボタン「プロジェクト」,「サンプル」,「チュートリアル」,「マーケットプレイス」が表示されているので、「プロジェクト」
をクリック
6-2. 2個のボタン「New」,「Open」が表示されるので、「New」
をクリック
6-3. 新しいプロジェクト画面で「Application (Qt)」
をクリック
6-4. 続けて「Qt Widget Application」
をクリック
6-5. 「選択」
ボタンをクリック
6-6. パス設定 名前: 「無題」が初期値になっているので、ここは、練習のため「hello」に変更して、パス:は、プログラムを保存するフォルダーを指定して、「次へ」
ボタンをクリック
6-7. ビルドシステム設定 ビルドシステム:「qmake」を「CMake」に変更して、「次へ」
ボタンをクリック
6-8. 詳細設定 クラス名,基底クラス,ヘッダーファイル...は、そのままで、「次へ」
ボタンをクリック
6-9. Translation設定 翻訳は、設定しないので、「次へ」
ボタンをクリック
6-10. キット設定 「Desktop Qt MinGW-w64 32bit(MSYS2)」のチェックを外し、「Desktop Qt MinGW-w64 64bit(MSYS2)」
にチェックを入れて、「次へ」
ボタンをクリック
6-11. 概要設定 プロジェクト管理も、そのままで、「次へ」
ボタンをクリック
すると、「hello」
のC++コードが画面で出てくる!!
Qt Creatorを使えば、プロジェクトの雛形を自動で、作ってくれる!!
画面の左の「hello」
は、ツリー構造になっているので、ぞれぞれを開くと既に最小限のプログラムが書かれている!!
7.実行!!
とりあえず、画面の左下にある、右三角マークの「実行」
ボタンをクリックすると、何やら右下側にビルドしている状況が表示され、「MainWindow」が出てきた!! 動いているぞ!!
作った「MainWindow」は、普通のアプリと同じ、サイズ変更したり、位置を動かしたりできる。
普通のアプリと同様に×
ボタンで終了する。
今回は、ここまで次回は、メニューを作ろう!!です。