winetricks
をHomebrew経由でインストールしたら、EasyWineに同梱されているwineを認識してくれなかったので、使えるようにする手順をメモ。
必要なものをインストール
$ brew install winetricks zenity
zenityは、winetricksをGUIモードで操作するのに必要なパッケージです。
環境変数の設定
winetricksは、まさかEasyWine.appの中にWineがあるとは思いもしません。そこで、wine
コマンドの場所をwinetricksに教えてあげます。
以下の環境変数の値は、bashの場合は.bash_profile
、zshの場合は.zprofile
等に記述しておくと楽です。
WINEという環境変数にwine
コマンドへのパスを与えることによって、winetricksはwine
コマンドの位置を認識することができます。
$ export WINE=/Applications/EasyWine.app/Contents/Resources/wine/bin/wine
また、EasyWine.appが使用しているWINEPREFIXを環境変数に登録してしまいます。
$ export WINE=/Applications/EasyWine.app/Contents/Resources/wine/bin/wine
$ export WINEPREFIX=$HOME/Library/Caches/Wine/prefixes/defaults
$ export XDG_CACHE_HOME=$HOME/Library/Caches/Wine
$ export XDG_CONFIG_HOME=$HOME/Library/Caches/Wine
$ export XDG_DATA_HOME=$HOME/Library/Caches/Wine
これらの環境変数を、以下のように~/.bash_profile
に記述しておくと楽です。
# EasyWineの設定
export WINE=/Applications/EasyWine.app/Contents/Resources/wine/bin/wine
export WINEPREFIX=$HOME/Library/Caches/Wine/prefixes/defaults
export XDG_CACHE_HOME=$HOME/Library/Caches/Wine
export XDG_CONFIG_HOME=$HOME/Library/Caches/Wine
export XDG_DATA_HOME=$HOME/Library/Caches/Wine
起動
$ winetricks
あとはGUIを操作して、必要なDLLをインストールしたり、winetricksを使い倒してください。