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カップヌードル問題に遭遇した際の対処方法を科学的に検証(少しだけPython)

Last updated at Posted at 2017-12-21

はじめに

ファーストサーバ AdventCalendarの20日目、
昨年、仮想ライバル敗北の戦犯扱いされた非エンジニアe023436です。

ついにABC予想が長い長い査読期間を経て論文掲載される見込みとなったというニュースが出てましたね! 望月教授すばらしい!

査読できないまま消えるんじゃないのかなって長い間心配してたんで、本当に査読出来たなんかいなって多少疑いつつも、日本人が新し領域を切り拓いたのはうれしい限りです。
数学の世界に大革命が起きそうですね!

そんな大革命は別世界の話ですが、我々の身近にも大きな問題があります。
それは「カップヌードル問題」です!

序章:カップヌードル問題

今年は本格的に山デビューしました。
山に登って食べるカップヌードルは最高です。
ガスコンロや鍋を持って行かないといけないし、水は多めにいるし、重い荷物を背負って登るんで辛いんですが、山に登って食べるカップヌードルは無茶苦茶美味しいんで止められません。

これがカップヌードルタイムに必要な装備一式、まあ重いす
寒い中、ベランダで再現してみました
写真 2017-12-16 14 21 18.jpg
 
 
 
 
こんな感じでお湯を沸かして、さあ後は3分待つだけ♪
写真 2017-12-16 14 30 25.jpg
 
 
と思ったら、なあああああんと!!!! 箸がねええええええ!!!(実話&似たような事を他にもやってます)

箸に代わるものは一切ザックに入ってません!

この生命の危機ともいえる難問題に対して打ち立てられたのが、
”AとBが箸を持っていない時にリフィルタイプでは無いカップヌードルは箸が無くても食べられる”というのがカップヌードル予想なんです

カップヌードル予想の発見

箸が無い事態に遭遇したAとBは3分と言う制約の中で高速で考えた結果この選択肢に絞りました
(1)カップをゆすりながらほぐして、スープを先に飲んで後から麺をもぐもぐする
(2)指を水で冷やしながらスープに指を突っ込んで指で食べる
(3)そこら辺の枝を拾ってきてお湯で煮沸消毒して箸代わりにして食べる

さあ、カップヌードルのゴールデンタイムが迫って来てます
あなたはどれを選択しますか!!!

3番かなあ・・・って思ったあなた
私もそう思いました

もう3番しかねえなって思って程よい枝を探し始めた時、

第4の選択肢、、、日清がカップヌードルに隠したオーパーツを発見しました!
そお! カップヌードルのフタを丸めると棒状になりフォークの柄と一緒
写真 2017-12-16 14 32 09.jpg
 
 

このオーパーツで悠々と麺をすくえるでは無いですか
それも再現実験でオーパーツの先を曲げると更に引っかかりがよくなり楽々と食べれる事を発見!まさにKAIZEN
写真 2017-12-16 14 32 42.jpg

ごちそうさまでした

カップヌードル問題これにて解決!!

いやいや、そんな経験則だけで語られても困る!
という声が聞こえてきそうなので科学的な検証が必要そうです

カップヌードル予想の検証

本当にフォークは持ち歩かなくて良いのか
それを科学的に明らかにしていきましょう

オーパーツの最大耐荷重

ドライコンディション

まずオーパーツに重りをつけてどれくらいの過重に耐えられるかを実験します
麺はオーパーツ上に分散されるため、実験では重りの支点を2つに設定

ペットボトルに水を徐々に増やして実験したところ、オーパーツが乾いたドライコンディションではなんと500gの過重に耐えました
写真 2017-12-19 20 14 12.jpg

恐るべし日清の技術力(500ml以上のペットボトルが無かったのでこれ以上の試験は実施していません)

ただし、オーパーツをひとたびコンソメスープの中に入れてしまうとオーパーツの強度に変化が起きる可能性があるのでこの試験だけでは科学的とは言えませんね

ウェットコンディション

と言う訳で、オーパーツを20秒間熱湯に浸けた状態で同様の試験を行ったところ

400gでオーパーツが曲がってしまいました!
つまり400gの麺がのっかるとさすがに支えきれないようです
(何度も同じ実験を繰り返した事による劣化だろっていうツッコミは受け付けません)
写真 2017-12-19 20 21 03.jpg

麺引き上げ試験

では、次に麺を引き上げる際にかかる過重を測ってみましょう。
単純な重さではなく、引っ張り上げる際には周囲の麺に絡んでいるのでその麺の張力も考慮する為にも実際の状態を再現した方が良さそうです。

小さいころに見た八百屋さんのおつりを入れているザルをぶら下げてるバネが付いた測りみたいなのがあればよいのですが、2017年の年末にそんな測りは一般家庭には無いので普通の電子測りで代用してみます。

こんな感じで引き上げ試験を行った所
写真 2017-12-19 20 37 24.jpg
この量で188gでした
一度にこれだけの量を口に運べればどれだけ空腹でも人の道を踏み外さずに済みそうです。

検証結果

さあ、ここで問題です
ウェットコンディションでのオーパーツの最大耐荷重試験結果400gと麺引き上げ試験での結果188gという数値だけではその結果をどう評価して良いのか判断が難しいです。
暗算はおろか電卓を使っても難しそうです。
果たしてオーパーツの最大耐荷重で麺を引き上げる事はできるのでしょうか?

試験結果の分析(やっとPython登場)

ここでみんな大好きなPythonの登場です
この難問をPythonに計算させてみましょう

【実験データ結果】
オーパーツ最大耐過重 400g
麺引き上げテスト結果 188g

これらの検証結果を明らかにするためのプログラムにするとこんな感じです。
未だに?と言われようとも Python 2.7.13 で検証します

print(400-188)
212

さすがPython
ダラダラとコードを書かなくてもこんな高度な計算をサクっとやってくれます。
(Python終了)

結論と考察

結果はプラス212 つまり212gも余裕があります。
人が幸せを感じられる麺量の2倍以上の余裕がありそうです。

つまり
”AとBが箸を持っていない時にリフィルタイプでは無いカップヌードルは箸が無くても食べられる”というカップヌードル予想が証明されました

これだけ科学的な試験を重ねたら皆さんも安心できたと思います。
年末の忙しい中でカップヌードル問題に遭遇する事は1度や2度では無いはず。
カップヌードルのフォークを忘れても焦る事はありません。

無事、予想が証明されたので今日からカップヌードル定理と呼びたいと思います

査読待ってます&リフィルタイプの証明待ってます

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