はじめに
皆さん、こんにちは!文系×未経験エンジニアのpurpleです。
この記事では、特にエンジニア未経験の方がより効率よく「分からない」を解消し、成長速度をぐっと伸ばすための思考法の1つを紹介します。
会社でエンジニア研修を受け、多くの知識のインプット・アウトプットを繰り返していると、大量に「分からない」という実が生まれます。
その分からないを無くすために先輩や同期に質問をするとき、こうなった経験はありませんか?
「分からないところが分からない…!何を聞けばいいんだ…。」
私も、研修の中で「分からないところが分からない」となり、悶々と1人で悩んで時間を潰したり、衝動的に先輩や同期に聞いてその方たちの多くの時間を私の疑問解消に消費させてしまいました。
この状況から脱出したい!自分で分からないところが分かるようになりたい!
そう思ったときに使える思考術を自分の経験からお伝えします!
「分からないことが分からない」からの脱却思考術
考える手順は大きく分けて5つです。
1. 分かっていることを言語化して書き出す
2. 分かっていないことを書き出す
3. 分からないことをタイプ別に分類する
4. タイプ別に適した検索エンジンで検索する
5. 検索しても分からなかったことを抽出する
では、手順を1つずつ具体的に見ていきましょう。
今回は下記のコードが分からない、という仮想事例と共に説明していきます。
今分からないことがある方は、この記事を見ながら実際に思考法を実践してみても良いかもしれません。
import java.util.*;
public class Main {
public static void main(String[] args) {
System.out.println(number(2, 4));
}
public static int number(int x, int y) {
return x * y;
}
}
1. 分かっていることを言語化して書き出す
分からない状態に陥っているのは、知識量が少ないからではなく、分からないことが多い、あるいは分かることと分からないことが入り混じって混乱しているだけのことも多くあります。
まずは、現状分からないことに対して「これは分かる」という部分を書き出しましょう。
2. 分からないことを言語化して書き出す
分からないことをとことん書き出しましょう。
3. 分からないことをタイプ別に分類する
分からないことを出し終えたら、それをタイプ別に分類しましょう。
例えば、「単語の定義や役割が不明」「コードの解読(処理の流れ)が不明」「使い方が分からない」「その他」など自分の出した分からないことにカテゴリを作って、タイプ別に分けましょう。
4. タイプ別に適した検索エンジン・検索方法で調べる
単語が分からないなら「〇〇(分からない単語)とは」とGoogleで検索をかけて調べてみる、処理の流れやコードの解読が難しい場合はChat GPTにコードを投げて解説をしてもらうなど、調べたいものの属性に合う方法で調べてみましょう。
もし調べた場合は、ソースと調べて理解できたこと、逆に理解できなかったことを書き出しましょう。
5. 検索しても分からなかったものを抽出する。
検索しても解決できなかったもの、検索して新たに出てきた分からなかったことを再度まとめましょう。
同時に、分からないものに対して、
1. 何が知りたいのか(どこまで分かればOKなのか)
2. どのソースで調べてどこまで理解できて、どこで理解が止まっているのか
をまとめましょう。
この2点をまとめることで、同期や先輩に質問をする際に、何がどの粒度で知りたくて、どこまで理解が進んでいるのかということを、端的に伝えることができます。
ここまで出来たら、いざメモ帳をもって質問に行きましょう!
まとめ
ここまで、分からないところが分からないを解消する思考法についてお伝えしてきました。
最初にもあった通り、分からないところが分からない状態は、分からないことが多くて複雑になってしまったことで発生している場合も多くあります。
なので、上の方法を使うことで、自分の現状を整理して他人に伝えやすくし、効率よく疑問を解消できるようになるのではと思います。
ちなみに、本日紹介した思考法は
1. What:何が(どこが)分からないのか
2. Why:なぜ分からないのか(単語が不明だから分からないのか、など)
3. How:どうしたら解決できるのか(どう検索すれば解消できそうか、など)
という「クリティカルシンキング」の思考法に沿って考えたものになります。
興味のある方はクリティカルシンキングについても調べてみると、より良い思考法を自分で思いつくかもしれませんね。
うまく自分の現状を整理して、「分からないところが分からない」を脱却し、上手に人に分からないを説明できるようになっていきましょう!
最後まで見ていただき、ありがとうございました!