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小規模な業務システムを Azure SQL で遠隔地共有する理由

Last updated at Posted at 2018-07-06

小規模な業務システムを遠隔地で共有する方法について

業務システムを共有する場合には、ネットワーク環境によってかかえている問題点が違います。

ここでは、ローカルネットワーク(LAN)共有ではなく、離れた場所(遠隔地)間で業務システムを共有する方法につて説明します。

運用環境について

遠隔地間で業務システムを共有するには、遠隔地間のネットワーク(WAN)環境が必要です。
インターネットで共有する Drop Box や One Drive などでは、フォルダを共有しているだけで、業務システムのデータベースを共有することはできません。

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私たちは、インターネット環境があれば、遠隔地でも業務システムのデータベースを共有できる仕組みを作成いたしました。

運用コストについて

遠隔地間で業務システムを共有するには、専用 VPN 回線という方法と、リモートデスクトップという方法が多く使われています。

専用 VPN 回線を利用すると、遠隔地間のネットワーク(WAN)をローカルネットワーク(LAN)と同じ方法で利用できますが、利用コストが高額になります。

また、リモートデスクトップで業務システムを共有するには、サーバー運用の専門知識が必要になります。社内にサーバー管理技術者をかかえるか、サーバー運用を外部委託することになります。そのため、サーバーの管理費用が高額になります。

私たちは、このような問題を Azure SQL データベースを利用して解決しました。
ローカルに Windows Server を設置する必要は、ありません。

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活用するアプリケーションについて

業務システムには、活用すると有益なデータが、多く登録されています。
そのため、業務システムのデータを活用するための要望が絶えません。

そのような要望にお応えするために、私たちは、Access と Excel を使って業務システムを作成しました。
Access と Excel を使うことにより、ユーザーは、Excelの関数やAccessのクエリーを使って自由にデータを活用することができます。

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スマホとの連携について

近年では、外出していても WiFi環境が自由に使えるようになり、社員の方が「外出先から、データを閲覧したい」という要望も多くいただきます。

このようなご要望にお応えするには、Office 365 の PowerApps を勧めています。

PowerApps では、プログラムコードを書かなくても、簡単に Azure SQL データベースを表示したり、することができます。

ホームページとの連携について

注文商品の配達状況や納品した製品の検査成績表の発行など、ユーザーがいつでも手軽に操作できるようにするには、業務システムとホームページを連携する必要があります。

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私たちは、ホームページと業務システムの連携が可能な、Azure SQL データベースを採用ししています。

AccessとExcelを連携してクラウドシステムを作成する

データベースをAzure SQL にセットして、AccessやExcelのプログラムから データベースを遠隔地間で共有するシステムを公開しています。


http://access-cloud.hatenablog.com/entry/database

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