なぜローコードプログラムのツールが必要か?
1. 現場の変化の速さ
2. 技術の変化の速さ
3. 技術習得に長時間必要
4. 打合せの時間ロス
現場の変化の速さ
現場の変化は速い、上司からの要望に迅速こたえなくてはならない。
それをSI業者に委託すると、見積>稟議>承認>発注・・・と時間がかかる。
技術の変化の速さ
Excel で作成する。Googleのスプレッドシートで作成する。Access で作成する。FileMaker で作成する。Kintone で作成する。
どれを使ったらいいのかわからない。
ノンプログラムによる、デメリット
1. ノンプログラムによる、設定ヶ所の分散
2. 分散することによる属人化
3. ノンプログラムツールの継続性(Ver Up)
4. ノンプログラムツールの機能不足の解決方法
ノンプログラムによる、設定ヶ所の分散/分散することによる属人化
ノンプログラムになると、プログラムの設定はコードで書くことではなくプロパティのような方法になります。そうすることにより、色々な箇所に条件や命令を設定をするようになります。
すると、設定した人にはわかるのですが、他の人にはどこに設定したのかわからない状態ができてきます。このことが、属人化(設定した人にしかわからない)状態になるのです。
つまり、担当者が退職したので保守できない状態が発生してしまいます。
必要不可欠な実行条件
1. スマホなど複数デバイスに対応
2. 外出先からのアクセス
業務アプリは、社内ではパソコンで操作し、外出先からはスマホなどで操作することが多いと思います。複数の人で共有してシステムを運用するには、色々なデバイスで操作できる必要があります。
ノンプログラムの解決策
1. データベースは、Azure SQL データベースを利用
2. データベース操作は、Access を利用
3. データの出力は、Excelに出力
-
Azure SQL を選択する理由
外出先からでもシステムにアクセスできるようにするには、クラウドデータベースを利用する必要があります。色々なクラウドデータベースサービスがありますが、私は Microsoft Office との関連性を考えると Microsoft の Azure SQL データベースを利用することをお薦めします。 -
Access を利用する理由
データベースを表示したり集計するには、Accessを利用することをお薦めします。Accessは、25年以上の実績があり、データベースを操作するには業務アプリを策するのに十分な機能があります。 -
Excel を利用する理由
業務アプリを運用するには、業務アプリの機能だけでは満足できません。色々な条件に応じてデータを抽出・集計する機能が必要です。抽出・集計は、Access でも可能ですが、いつも使い慣れているアプリで操作できることが重要です。それには、多くの人が利用している Excel を使うことをお薦めします。
上記の解決策で、解決できること
1. Azure SQL データベースを利用することで、外出先からのアクセスが可能になる。
2. データの出力先をExcelにすることで、関数の設定で書式を設定でき、現場の変化応じた変更を担当者で対応可能になる。
3. Access を利用することで、クエリーやユーザーフォームを使ってノンプログラムでデータベースを操作可能になる。
4. ノンプログラムツールが機能不足な場合は、VBAで解決できる。
5. スマホなど複数デバイスに対応するには、ASP.NET、PHP、C#などWeb系の言語で対応できる。
これを可能にするプログラムに取り組んでいます。
VBAには、限界があるとは思いますが、いまはこの方法で頑張っています。
ノンプログラム/ローコード は、完成していた。
ノンプログラム/ローコード と盛んに言っているが、MS-DOS 時代の データベース[桐]では、既に完成されていた。ユーザーが、自分でプログラムを組めるようになっていたし、各地で[桐]のユーザー会ができて技術交流が行われていた。
Nifty Serve と言う掲示板を通じて、全国的に交流会も行われていた。
その結末は、[桐]がマイナーになり、[桐]の技術者がいなくなり、[桐]で作成された業務アプリだけがいまだに動いている。しかし、そのプログラムを保守できる技術者がいない。
ノンプログラム/ローコード の結末は、システムが属人化して、担当者がいなくなると保守できなくなることだ。これを解決するには、メジャーなアプリを使って ノンプログラム/ローコード を実現することだと思う。
その結論が、私は Azure SQL + Access + Excel なのである。