現行システムをクラウドシステムに移行できるか?
多くの端末でデータ共有するシステムの場合、今までのように各端末ごとに Windows環境に合わせてシステムをセットアップするのは大変な作業です。その解決策として、クラウドシステムを推奨しているのだと思いますが、現場ではそう簡単にはいきません。
今までのソフトウェア資産を活かしながら、変化するIT環境に合わせてシステム移行する方法について考えています。
動作環境(クラウド と ローカル の ハイブリッド環境)
下記のような動作環境で行っています。

クラウドデータベース:Azure SQL Database
ローカルデータベース:Access accdb
デスクトップアプリ:Access / Excel
クラウドアプリ:Office 365 PowerApps / SharePoint
Webページ:asp.net Web Form
理由は、下記の通りです。
- 現在のシステムが、Access や SQL Database を利用して、クライアントサーバー(クラサバ)環境で動作している。
- 現場での資料作成には、どうしても Excel の利用が必要である。
- Azure SQL Database に、ODBC接続することで今までのプログラムをそのまま活用できる。
- スマホやタブレットでのデータベース参照は、Office 365 を利用することで、ノンプログラムで行える。
- ブラウザでデータベースを参照できるように、asp.net で、Webページを作成する。
社内で作成できる共有データベース
システムを外部委託するのではなく、社内でデータベースを構築できるようにする。
構築したデータベースを Excel で活用できるようにする。
誰でも簡単に、必要な情報をデータベースに登録できるように、Access に 5つのカードボックスを準備しました。
項目数は、初期値を10項目、20項目、30項目、80項目、100項目に設定していますが、すべてユーザーによる変更が可能です。
データベースをAzure SQL に置いて、データベースをクラウド化する
データベースをAzure SQL Database に移設します。
そうすると、遠隔地でデータベースを共有することができます。
テーブルは、ODBCでAzure SQL Database に接続しています。
このような方法で、Webとの連携を進めていこうと思います。
連携状況は、逐次追記していきます。
▼Accessを使って、「Accessをクラウドで運用する方法」をブログで発信しています。
よろしければ、お立ち寄りください。
汎用データベース「カードボックス BARI」
http://access-cloud.hatenablog.com/entry/cardbox-bari