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新卒でゲームテスト会社に入社して感じたギャップ

Last updated at Posted at 2021-12-15

はじめに

皆様はじめまして!
AIQVE ONE株式会社でテスターをしております@murakichiと申します。
AIQVE ONE ゲームテスト/QA Advent Calendar 2021の16日目は私が担当させていただきます!

私は2021年4月に新卒としてAIQVE ONE株式会社に入社しました。
早いもので、もう8か月が経過し、時の流れの恐ろしさを感じる日々です…。(2021年12月現在)
(ちなみに私は「ゲームが大好き」という気持ちだけでゲームテスト業界に飛び込んだため、学生時代にゲーム関係の勉強をしていたわけではありません。)


私のような新米にはテストに関する技術的なお話は難しそうだったため、
「新卒でゲームテスト会社に入社して感じたギャップ」というテーマでお話させていただきます。

そのためこの記事は業界歴が長い方より、まだゲーム業界に触れたことが無い方が対象になると思います。前提として、私はゲームテスト会社をAIQVE ONEしか経験したことが無いため、あくまで本記事で書かれていることは、当社の場合の話、そして私個人の感想になります
そんなことも知らずにゲームテスト会社に入ったの?と思われる部分があった場合は、温かい目で見守っていただけると嬉しいです。

ゲームテスト業界の印象

先ほどからゲームテスト業界、と言っていますが、世間一般ではゲームデバッグという言葉の方が馴染みがあるのではないかと思います。
ゲームデバッグ、ゲームテスト業界の印象としてよく挙げられるのは

・1日中ゲームが遊べる

・残業が多く体力勝負

・男性が多い

このあたりでしょうか?
ゲームということで楽しいというイメージがある反面、体力勝負、同じ作業の繰り返し、といった大変なイメージを持っているという話もよく耳にします。

私も上記のようなイメージを持っていましたが、実際ゲームテスト会社に入社してどのようなギャップを感じたかを4点紹介していきます。

ちなみにデバッグという言葉は、ゲーム業界では
デバッグ=バグを見つける
で浸透していますが、ゲーム業界以外では
デバッグ=バグを見つけて修正する
という意味で使用されるという事実も、入社後に知って個人的に驚いた点です。

4つのギャップ

ギャップ①:ひたすら好きなようにゲームを遊ぶわけではない

ゲームテスターという職業の魅力の一つは、「主にゲームをプレイすることが仕事」というところだと思うのですが、実際入社してみると、みなさん好きなようにゲームをプレイしているわけではないんだな、とわかりました。

弊社はソフトウェアテストの手法に則り、テスト計画、テスト設計、テスト実行などしっかり段階が踏まれています。ソフトウェアテストとは、コンピュータ上で動作するソフトウェアに対し、期待どおりに動作することを実証したり、欠陥や想定外の動作を検出したりする活動のことを意味します。弊社の実際のテストでは、テストケースというテストをするための手順書が用意されており、それに沿ってゲームを操作します。
世間一般に浸透している「手あたり次第プレイしてバグを発見する手法」はフリーテストと呼ばれ、弊社でも使用されていますが、そればかりやっているわけではありませんでした。

ソフトウェアテストは資格も存在するくらいビジネス的に有効な知識なので、ゲームテスターがやりたい方は勉強していて損は無いと思います。
さらに弊社ではゲームテストの自動化にも取り組んでいるため、Pythonなどのプログラミングにも触れることができます。ゲームをテストする上でゲームの仕組みを知っておくと、より有効なテストができると思いますので、プログラミングの知識があると便利だなと感じました。

つまりは、思ったより勉強することがいっぱいありましたということですね!!

ギャップ②:残業が少ない

あくまで弊社の、私が今まで関わってきた案件の場合です!!!
ゲーム業界のあまり良くないイメージの最たる例が「残業が多そう」だと思います。私も入社するまではそのイメージを持っていましたし、家族や知り合いにはいつもその点を心配されています。

残業に関しては、弊社も全くないわけではありませんが、残業だらけで現場が疲弊する、といった雰囲気はありませんでした。テスターの稼働人数や稼働時間によってお客様に請求するお金が変わってくるため、残業をするにはお客様の許可が必要になります。そのため無暗に残業できないのだということを入社後に知りました。それもあって、きちんと決まった日数で決まった範囲をテストすることが求められるため、進捗管理、スケジュール管理は徹底されています。

ギャップ③:女性が多い

弊社の男女比は3:2です。
私は5:1くらいを想像していたので、予想以上に男女比が半々で驚きました。
弊社では拠点によっては女性の方が多かったりもします。

昔はゲームは男の子がするもの、といったイメージが強かったですが、
今は時代が変わって男女共にゲームで遊ぶのが当たり前になっているので、そのあたりが影響しているのかもしれません。

ギャップ②でも述べましたが、イメージより残業や体力勝負な面が少ないため、他の業界と変わらない男女比になっているのかも…このギャップに関しては全体的に推測しかできません💦

ギャップ④:ゲーム開発の勉強になる

ゲームテスターからゲームプランナーなど、テスターから開発側に回る話は珍しくありませんが、その理由が実際に働いてみてわかりました。

ゲームテスターは様々なゲームの仕様書を見ることができます(業務上必要な範囲内で)。
仕様書は普通の人はまずお目にかかれない代物ですが、ゲームがどうやってできているのかを知るうえでとても重要です。いろいろな仕様書を見ることができるということは、いろいろなゲームの仕組みを知ることができるということなので、非常にゲームの勉強になります

さらに、いろいろな案件にアサインすることによって、普段自分がプレイしないようなジャンルのゲームもプレイできるため、ゲームに対する知見が広がると感じました。
初めからゲームテスターを目指していない人でも、ゲーム業界に携わりたいのなら一度はゲームテスターを経験しておくのはとても良い経験になると思います

おわりに

以上、新卒でゲームテスト会社に入社して感じたギャップでした!
あまり中身のある内容にすることができませんでしたが、「業界歴8か月の人だし、まだまだこれから!」と多めに見ていただけると助かります…。

この記事を読んで、少しでもゲームテスト業界も良いかも、と思っていただけると嬉しいです!
閲覧いただきありがとうございました!

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