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Proxmox8 を試してみる その18 クラスタを構築してみる/WOLにも対応してみる

Last updated at Posted at 2024-02-26

クラスタを構築する

Proxmox が2つ以上稼働しているのであれば、クラスタ構築をしたほうが色々と便利です。できれば3台以上が。。。と言われているようですが、とりあえず我が家には2つ Proxmox を起動しているのでクラスタを構築してみます。(やっとかよw)

そして不用意にProxmoxを電源OFFしたときの対応としてWOLできるようにしてみます(実はこれがやりたかった、少しはまった)。実はこれがすごい便利でお勧めしたかった。

あと。クラスター構築する場合の前提は以下のサイトを参照するとよいです。

クラスタの構築

クラスターの構築後は、IP/ホスト名/ノード名/クラスタ名の変更ができない(手動で設定情報を消せばいいらしいが…)ので、ある程度お試ししてから構築することをお勧めします。

そして我が家でためした環境。

IP ノード名 その他
192.168.0.10 sea-bird3
192.168.0.20 sea-bird4 VM/LXCは未作成状態

クラスタの作成

Proxmoxで主(ノードなんで主副ないですけどねw)とするノード(ここでは sea-bird3)で、”データセンター>クラスタ>クラスタの作成” でクラスタを新規作成します。クラスタ名は後で変更できないので注意して作成します。後で修正すればいいやと ”hoge” とかすると後悔する(自分)。

01.png

で、作成ボタン押下すると。

02.png

この段階で一旦ログアウトします。そしてログインします。

クラスタの作成後に(ここ非常に重要)

この後で困ることがあり、Proxmox をインストールした後に IPアドレスを変更するとクラスタ参加時にエラーが発生します。ですのでこの段階でも良いので ”IPアドレス” を変更したかな?っていう時には、下記を確認します(もちろんDHCPじゃだめだよー)。

  • ホスト>システム>ネットワーク で 主Network NICのIPアドレスを確認/編集する。
  • ホスト>システム>ホスト名> で ホスト名に紐付けられたIPアドレスを確認/編集する。

クラスタの参加

まず、Chromeでもなんでもいいので好きなブラウザを立ち上げて、2つのタブを作っておきます。
前提として ”ホスト>クラスタ>” メニューまで進んでいることで話を勧めます。

1つ目のタブで、主ノードsea-bird3にログインしクラスタjoin情報(”Join情報”ボタンを押下)画面の ”情報をコピー”ボタンを押下します(コピー)。

03.png

そして2つ目のブラウザで、副ノードsea-bird4にログインしクラスタjoin(”クラスタ参加”ボタンを押下)画面が表示されるを確認し。”エンコードされたクラスタ情報をここに貼り付け” とあるのでペースト(ctel+V)します。

05.png

すると下記のようになるので "パスワード"(ここでは、主ノードのパスワード)が赤枠になっているのでパスワードを入力します。あと ”join "test-cluster"”ボタン押下するだけ。

06.png

※この画面 ”クラスタネットワーク>Link” が赤枠になっているのは、これ上記で説明した ipアドレスを変更した場合にちゃんと2ケ所修正しないとこのようになります…しくったw

クラスタに参加できない場合の対応

エラーとなりましたー。下記画面で言われているのは、2つエラーがあります。

07.png

まず1つ目。参加対象のノード(ここでは副のほう)に、”VM/LXCが既に存在するよ!と”怒られています。これクラスタ上に参加したノードで重複するIDを許容していないからです(当たり前すね)。VM/LXCを全てバックアップした後にVM/LXCを全て削除しましょう。

detected the following error(s):
* this host already contains virtual guests

2つ目。これは上記でも説明したように Proxmox インストール後に ipアドレスを変更した場合です。ネットワークとホスト名に紐付けられたIPアドレスを確認して修正/設定すればよし。

detected the following error(s):
* local node address: cannot use IP '<変更前IPアドレス>', not found on local node!

できたー

image.png

WOLで起動してみます、そして…

Proxmoxのホストネットワークアダプタに対しWOL設定済みとして話を進めます。
とりあえず副ノードをシャットダウンします。

image.png

"Wake-on-LAN" を選択して。。。どきどき。

image.png

あれ?起動できなくて怒られました。

image.png

調べた結果、'g'(有効)であってもProxmoxのGUIからWOL起動するためには、各ノードでpvenode コマンドにより個別設定する必要があるとのこと。仕方ないので NICのMACを調べ・・・。副ノードのProxmoxで…。

# pvenode config set -wakeonlan 7c:83:34:b9:b9:41
# pvenode config get
wakeonlan: 7c:83:34:b9:b9:41

そして

image.png

できました!!!。そして主ノードを設定するの忘れてorz。
ちなみに pvenode コマンドは、すべてのノードが起動していることが前提となります(ここ注意)。

クラスタからノードを削除

何度かノードを削除してるのだけど毎回ぐぐってしまうのでメモです。

いまの状態を確認する。

# pvecm nodes

Membership information
----------------------
    Nodeid      Votes Name
         1          1 sea-bird3 (local)
         2          1 sea-bird4

ノード2を削除する。

# pvecm delnode sea-bird4
Killing node 2

WebUIにゴミがのこるので・・・

# cd /etc/pve/nodes/
# ls
sea-bird3  sea-bird4

# rm -rf sea-bird4

感想

クラスタ化したおかげでProxmoxを切り替えることなく使えるのがいいですね。

参考にさせて頂いたサイト様

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