まずは権限の確認
カレントディレクトリ内のファイルとディレクトリの詳細なリストを表示するためのコマンドを入力する。
$ ls -l
そうするとこのような形式で表示される。
-rw-r--r-- 1 user group 1234 Mar 6 10:00 example.txt
drwxr-xr-x 2 user group 4096 Mar 6 10:01 directory
パーミッションの読み方
「-rw-r--r--」や「drwxr-xr-x」の10文字についてですが、
最初の1文字目はファイル種別を表している。
ファイルの種別の表示は3つあり「 - 」はファイル、「 d 」はディレクトリ、「 l 」はリンクを表す。
2文字目から4文字目はファイルの所有者に対する権限を表し、
5文字目から7文字目はファイルの所有グループに対する権限を表し、
8文字目から10文字目はその他に対する権限を表している。(画像参照
)
- 権限の基本種類
読み込み権限 | 書き込み権限 | 実行権限 |
---|---|---|
r | w | x |
- 覚えておく
4 2 1
r w x
- 権限の範囲
数値0~7で各区分が所有する権限の範囲を設定できるようになっている。0 は権限が無く、7 は全ての権限を有する。
数値 | 権限 | 内容 |
---|---|---|
0 | --- | 権限なし |
1 | --x | 実行 |
2 | -w- | 書込 |
3 | -wx | 書込・実行 |
4 | r-- | 読込 |
5 | r-x | 読込・実行 |
6 | rw- | 読込・書込 |
7 | rwx | 読込・書込・実行 |
権限の変更コマンド
#形式
$ chmod 777 ファイル名
指定例
権限 | 数値 | 概要 |
---|---|---|
rwxrwxrwx | 777 | 誰でも読み書き可能、誰でも実行可能 |
rwxr-xr-x | 755 | 所有者は読み書き実行可能、所有者以外は読み取りと実行可能(コマンドの実行ファイルなどよくroot所有でこのパーミッションになっている) |
rw-rw-rw- | 666 | 誰でも読み書き可能、実行権限は誰にもない(テキストやHTMLなど実行するものではない場合これでいい) |
r--r--r-- | 444 | 誰でも読み込み可能、誰も書き込めない |
rwx------ | 700 | 所有者はフル権限、所有者以外は何もできない |
chmod コマンド #Qiita
Linuxの権限確認と変更(chmod)(超初心者向け) #Qiita @shisama_より
【Linux】ファイルパーミッション早見表 at softelメモ @softelmemoより