はじめに
現場でHiRDBを使用していて、バックアップ・リストアをする時に詰まったので備忘録。
実施環境
・HiRDBの編成が、パラレルサーバーではなく、シングルサーバーであること。
使用するコマンドと準備
・バックアップ
pdrorg
コマンドを使用する。
-k unld
は、unloadを実行するということ。
-W extdat
を指定することで、データ内に改行が入っていても後でリストアすることができる。
-g
はバックアップするためのアンロードファイルを作成するため、指定しておく。
pdrorg -k unld -g -W extdat -t [テーブル名] [unload用のコントロールファイルパス]
コントロールファイルには、以下を記載する。(unload
以下のパスは任意)
unload C:\unload\unload_data.dat
・リストア
pdload
コマンドを使用する。
-d
は、作成モードを有効にする。これが有効だと、リストアをかける前に、一旦対象のテーブルの中身が全て削除される。
-i c
は、インデックス情報を後で一括で作成するということ。
-e
は、途中でエラーが起こったら、中断するように指定している。
pdload -d -i c -e [テーブル名] [pdload用のコントロールファイルパス]
pdload用のコントロールファイルには、以下を記載する。
extdat enclose="
を入れておかないと、データファイル内に改行が入っていると、リストア時にコケる。
source [unloadで出力されたデータファイルのパス]
extdat enclose="
補足
ユーザー名やパスワード、ホスト名やポート番号などは、コマンド実行前に環境変数で定義しています。[参考]