自己紹介
ムニエル(@munieru_jp)と申します。
2016年に千葉工業大学を卒業し、現在は都内IT企業でエンジニアを生業としています。
大学時代は、C、Java、PHP、HTML、CSS、JavaScript、SQLあたりを学んでいましたが、現在はそれらに加え、React、Sassなども扱っています。
このままフロントエンドエンジニアになるのかと思いきや、今はサーバーサイドでJavaをメインにしており、一寸先は闇です。
弊社の異常な成長
弊社は今年からエンジニアの採用に力を入れ始めたらしく、18人いる同期のうち12人が技術職として採用されました。石を投げれば新人エンジニアに当たります。
しかしながら、社内の教育体制が完全には整っておらず、入社後2ヶ月間は外部の施設で技術研修を受けることになりました。
研修を終えたとき、同期は概ね以下の3つのタイプに分かれていました。
- プログラミング経験がある人
- プログラミング経験がない人
- プログラミング経験はないが飲み込みが早い人
ここで僕は、2つの危機感を覚えました。
1つは、**「このままでは他の人に抜かされてしまうのではないか」という自身に対する危機感。
もう1つは、「このままではエンジニアとしてやっていけないのではないか」**という同期に対する危機感です。
私は如何にして心配するのを止めて開発を愛するようになったか
入社3ヶ月後の7月から、僕を含む同期6人のチームによる社内システム開発が始まりました。
その中においても力量の差は明白で、僕の中の危機感はますます高まっていきます。
特に僕は新しいことを覚えるのが苦手らしく、流れの速いフロントエンド界隈の波に溺れるところでした。
そんな社内システム開発も12月16日にひとまずの終わりを見せ、僕たちはそれぞれのチームに配属されていきました。
その中で分かったことは、同じエンジニアでも人によって様々な特徴があるということです。
サーバーサイドに向いている人、フロントエンドに向いている人、他者とのコミュニケーションに向いている人……
今は微々たる違いでも、いずれはそれらの違いが明白になり、進むべき道も見えてくるのではないかと思います。
今の僕にできることは、与えられた業務をこなしつつ、それ以外のことにも手を出して自身の可能性を広げることです。
技術で業務を効率化
さて、このAdvent Calendarの趣旨としては、ここからが本題と言っていいかもしれません。
「それ以外のこと」として僕が実践していることの中に、技術による業務の効率化があります。
幸い僕はエンジニアなので、「こういうシステムがあればいいのに」と思ったら、ある程度は自分の手でつくることができます。
ここでは、僕が入社後に行なった技術による業務の効率化をご紹介します。
Googleカレンダー+
新卒の業務の中に、電話応対というものがあります。
お客様からの電話を受けて名指し人に繋ぐのですが、弊社はフリーアドレス制のため、常に決まった場所に社員がいるとは限りません。
また、仮に席が分かったとしても、その人がそこにいなければ、会議なのか休憩なのか、はたまた外出しているのか判断がつきません。
そこで、Googleスプレッドシートで社員一覧をつくり、Googleカレンダーへのリンクを貼ることで検索性を高め、同時にGoogleカレンダーに記載されていない不在情報も共有できるようにしました。
その後、Google Apps Scriptを用いてGoogleカレンダーから現在の予定を取得し、シート上に自動的に書き込むスクリプトも書いたのですが、書き込み処理中にリンクの挙動がおかしくなる副作用があるので、現在はその解決策を模索中です。
ランチタイムスケジューラー
電話応対をする関係上、お昼休憩は同期の間で時間帯を分けて取らなければなりません。
以前は誰かが直接皆の希望を聞いてまわっていたのですが、それでは非効率的です。
そこで、全員の希望を**「前半」「後半」「ランダム」****「なし」**から選択し、スケジュールを組んで出力するJavaScriptを書きました。
また、Slackのリマインダー機能で平日の12:25に以下のようなメッセージを投稿するように設定し、直接聞いてまわらなくても皆の希望を確認できるようにしました。
お昼の時間だよ。希望する時間帯をリアクションしてね。
1️⃣:前半 2️⃣:後半 🎲:ランダム ❌:なし
全員の希望が揃ったら、誰かLTS使って結果を手動で貼り付けてね。
ただ、リアクションをもとにシステムを動かす処理と、システムが出力したテキストをSlack上に投稿する処理は手動で行なっているため、完全にシステム化できているとは言えません。
おわりに
これらのシステムはもともと、何かの待ち時間の暇つぶしや、自身の技術力向上を目的として作成したものです。
来年の新卒がより良いシステムを開発してくれることを願いつつ、自身も負けないようにシステムの改良を進めていきたいと思います。