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英語で思考するとは -appleはりんごではなく🍎-

Last updated at Posted at 2025-03-31

概要

最初から最後まで英語だけを使って英語ブログを書くという試みをしました。
そのときに学んだことをまとめました。

結論

  • appleはリンゴではなく🍎である。
  • 第二言語を翻訳ではなく目的達成のために論理を繋げる言語活動(すなわち思考)と捉える。
  • 率直で直感的な即時フィードバック、言葉を捻り出すという経験、圧倒的発話量を再現することで第一言語のように第二言語を使えるようになる(可能性がめちゃ上がる)。

目次

具体的にやったこと

以下の手順で英語ブログを書きました。(途中で書くのやめました。よければ記事後半のおまけ見てください。)

①テーマを決める
②文章構成を決める(大中小タイトルを決める)
③それぞれ書いていく

実際に英語で思考したことの文字起こし

具体的にどうしていたかというと、以下のようなことを頭で思い浮かべて書いていました。文法語法違和感のオンパレードだと思いますがCEFR総合でC1取れてるので許してください。涙

right, im gonna write a blog. before writing a blog with no plan, i gotta remember how i write blogs in japanese. i guess i will decide what to write about, such as a basic knowledge of Linux for beginners, what is CI/CD? and so on. so i gotta come up with a theme, what to write about.. ive been studying LPIC1 and especially X Window system, which is kinda tricky to me. i don't understand this perfectly although i can use it. let's do with this. then next, i should think of the story flow. logic is important, which organizes information and makes it easier to read and comprehensive. the first thing to come should be....

言語の本質

先ほどの英語ブログを書く手順ですが、非常に単純なことをしていて、ある程度作文を習ったり人に何かを上手く説明しようとした経験がある人にとっては当たり前のことだと思います。
しかしこれが第二言語となると、目の前の文を作ることに躍起になります。表現したり説明したり主張したりといった、何らかの目的のために論理を繋げなきゃいけないということを簡単に忘れてしまいます。

よくある留学すると英語ができるようになるとか使う機会があると話せるようになるというのは本質ではなくて、明確な目的がありその達成のために言語を使うことが必要に迫られるというのが根本的なところで、かつそれが自然な言語習得プロセスだからというのが本質だと思います。目的達成のために論理を繋げる言語活動として第二言語を捉えてみると、普段の英語やらなにやらの勉強の見方が変わるかもです。

あとは、日本人が日本語を話すとき、別の言語を起点に離さず、何か事物や事象を起点に話します。例えば「りんご。」というとき、別の言語から翻訳しているわけではなく、目の前にある🍎を「りんご」という名前で呼んでいて、相手に目の前にあるものが🍎であることや、その🍎に対して又は関して何か主張したいことがあることを伝えています。この、🍎と「りんご」を別物として区別するのが第二言語学習において非常に重要だと思っています。

「りんご」は「りんご」ではなく🍎を指すように、英語を話すときでもappleはりんごやappleではなく🍎を指すように話すのが、流暢さであり英語で思考することにつながると信じています。

第一言語学習者の方が第二言語学習者より話すのが上手い理由、稀に逆転する理由

第一言語学習者は主に以下3つの要素をもって言語を習熟させていると思っています。

  • 率直で直感的な即時フィードバック
  • 言葉を捻り出すという経験
  • 圧倒的発話量

率直で直感的な即時フィードバック

言語的なもの非言語的なもの含め、即時フィードバックをもらえる環境があります。例えば赤ちゃんにとっての育て親、義務教育期間の先生や友人、仕事上の上司や同僚など。

赤ちゃんは「mあmあ」と言ってみる。母が反応する。🍎を見て「lぃmgお」と言ってみる。母がワンテンポ遅れて、「り ん ご」と言いながら反応する。もう一度「rぃngお」と言ってみる。母が比較的早く反応し、笑顔で「しゅごいねー!言えたねー!」と言っている。

同僚が「えっと、こちらはですね、あの、えーあ、そうだ、XXXです。」と資料説明をしている。上司の表情が険しい。別の同僚はすらすらと説明をしている。その同僚の番になると上司の表情は明るくなった。

このように、非言語的な反応や言語的な反応どちらも含めて、直感的にわかりやすい率直なフィードバックをその場その瞬間にもらえます。

一方、第二言語学習者は、「りんご」の文字の隣に「apple」と書いて、ページをめくると同じことが書いてあるのを見つけて、小さな喜びと共に自分が書いたものに〇をつける。あるいは文章と問いを読んで記号を書いて、答えと解説を読んでなるほどとかいいぞとか思う。

一目瞭然で、第一言語学習者の環境の方が話すのが上手になるのがよくわかりますね。
しかも第二言語学習者は特に成熟している場合が多く、育て親のように率直に直感的にわかりやすく即時的なフィードバックをもらえないことが多いです(ChatGPTとか使いましょう)。

言葉を捻り出すという経験

言葉を上手く操れないと社会的に追い詰められやすいです。逼迫感、緊張感を日々体感するでしょう。嫌でもモチベーションになります。

例えば学校で感想文を書くとか。何書いたらいいかわからなくて、必死に言葉をつなげ合わせてそれっぽくしてみて、後で読んだら「なんだこれ」とか「お、意外と書けてんじゃん」とか思ったり。

好きな子に手紙を書くとか。今だとLINEのメッセージ送るとか。嫌われないかな、気持ち悪いとか思われないかな、今の言葉相手傷つけてないかなとか、好きって気づいてほしいけど直接的に言うのは恥ずかしいな、なんて言おうかな。。とか。

友達がやばそうな人たちに絡まれていてそれを助けようとするとか。絶対逃したくない案件でどうやって切り込んでいこうかとか。技術要素多めで複雑に絡み合っている事案をどうやって技術に疎い顧客に理解してもらおうか説得しようかとか。
こういう言葉を捻り出す経験。

さっきの英語ブログはこれに該当しますね。

圧倒的発話量

1日に対してその言語を受動的能動的両方含めた時間の割合。第一言語学習者は100%。第二言語学習者はそれに対してかなり少ないです。これは留学にいかなきゃっていう話と似ていて認知度高いと思うのであっさりいきます。

第二言語学習者が第一言語学習者のようになるには

単純な比較ですが、先ほどの3つを満たすように行動するという方法が取れると思います。例を書いてみました。

  • 率直で直感的な即時フィードバック
    →すぐ意味を調べる。今ならChatGPTをはじめ育て親を再現できるツールがたくさんあるのでそれを使う。
     
  • 言葉を捻り出すという経験
    →最初から最後まで英語を使ってブログ書くとか。同じ意味でも伝え方によって聞こえ方が変わるものっていっぱいあるので、それを探すとか。日本語でも、よろしくお願いしますにするかよろしくお願い致しますにするかとか、ありがとうというかごめんというかとか、説明の仕方でも順番をどうするかとか色々考えてると思います。こういうのを第二言語でもする。
     
  • 圧倒的発話量
    →これはもう時間使うしかない。第二言語で論理のつながりを理解したり自分で論理を繋げられるようになってきたら、英語を使って何かを学ぶのが一番効率がいい。自分なら英語でコンピュータサイエンスやシステムエンジニアリングやAWSなどを勉強する。

モノマネとは、モノマネの対象を構成する色々な要素から主要な構成要素を抽出し、自己で真似られる部分をひらすらに真似て、真似ても再現できない部分に関しては、直接的には再現できないけど要素を抽象化すれば別の手段で要件を満たせるなというところを見つけて再現性を突き詰めていく行為だと思います。同様に、先の3つを何とかして再現するという方法です。
自分はこれをやって、英検1級のスピーキングでよくある陳腐なスピーチフォーマットに頼らず正面から面接官と議論して15/16点(94%)を得点し、CEFRのテストでC1を取り、本業ではあるITシステムにおいて海外ユーザが抱える技術課題に関するMTGで、英語でのファシリテーションに加え、課題解決のための資料説明・議論を行っています。

まとめ

第二言語は別に学ばなくてもいい時代で第二言語を学ぼうという精神は、言語という心の壁を乗り越えようとする愛だと思います。
心からコミュニケーションできるように私も頑張っていきたいです。一緒に頑張りましょう~!

おまけ

以下、途中でやめた英語ブログ記事です。

#Greeting and introduction
 
This blog features the system architecture and main components on Linux GUI system. I hope this blog will be a seed of thought to design the Linux GUI system and build and a remote-work environment.
 
# Content
## Main Components
You may have used remote desktop application on Windows OS. The application name is RDP (Remote Desktop Protocol) that enables users to connect other PCs through the same network which is LAN in many cases or even through the Internet securely via VPN. 
For Linux, it's X Window System, which is the most famous and historical tool and system to access other nodes remotely. The main components are as it follows:
  -  X.Org (works as X server)
  - application (works as X client)
 
If connection from Windows OS is required, the "xrdp" is also included above.
 
The configurations of X.Org are defined in a config file, `/etc/X11/xorg.conf`. In this blog, we won't pay attention to details on the specific fine-grained settings but touch the surface to catch the big picture.
 
## X.Org configuration
`xorg.conf` has several sections, for example:
- Files
- Modules
- InputDevice
- InputClass
- Device
- Monitor
- Modes
- Screen
- ServerLayout
 
Each section is defined like below;
Section "Files"
		ModulePath		"/usr/lib/xorg/modules"
		FontPath			"/usr/share/fonts/x11/misc"
		...
EndSection
 
The format is similar to macros in the Microsoft Excel. Each section is enclosed with `Section "sectionName"` and `EndSection`.
 
## how they work with each other
X server manages all graphical output and input from devices like the mouse and keyboard.
1. X client sends a connection request with a credential information such as username and password.
2. X server accepts the input from the x client
3. X client sends inputs such as moving a mouse and hitting keyboards
4. X server calculates the inputs and windows
 
## how to build
 
 
## how it goes on network?
 
 
## summary
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