はじめに

本記事は執筆（2024年2月）時点の情報です．最新の情報は製品ドキュメントを参考にしてください．
Product Documentation | ServiceNow

本記事は以下の記事の続きの内容です．Now Assist for Creator の ServiceNow のエディタでのスクリプティングをサポートする Code Assist 機能を対象としています．

セットアップ

特に「now.assist.creator」ロールの付与を忘れないこと

Code Assist に含まれるスキルを有効化（Activate）する必要がある．

Code Assist の Config Code Assist 画面に遷移した後，右下部の「Save and continue」ボタンを選択して次に進む
- 現時点では何も設定できない（ロードが永遠に続く）ように見える

Choose where to display 画面では In-product の Display トグルを ON にして，右下部の「Save and continue」ボタンを選択する
- 現時点では Now Assist panel の利用はできないように見える

以下で，本ラボインスタンスで使用可能な Code Assist の各種機能を使いながらスクリプトを生成してみる．

初めに， Now Assist for Creator 用に追加されたショートカットキーを確認する．

フィルタナビゲーターで [System Definition] > [Fix Scripts] に移動して，右上の「New」ボタンを選択する
Scriptフィールドの１行目に青色のキラキラ絵文字（✨：Sparkles）が表示されていることを確認する
- マウスオーバーすると「Powered by Now Assist for Code」が表示される

[Ctrl] + [H] キーを押下して Help を表示し，以下のキーボードショートカットが追加されていることを確認する
- Trigger AI: Ctrl+Enter
- Accept suggestions: Tab / → / Enter / Click suggestion
- Dismiss suggestions: Esc / Click outside suggestion

予約語や記述途中のスクリプトの末尾で [Ctrl] + [Enter] キーを押下することで，コード補完することができる

以下は「 switch(today) 」入力後にコード補完した結果
- [Tab] キーを押下することで，提案の採用
- [Esc] キーを押下することで，提案の不採用（削除）

コメントの末尾で [Ctrl] + [Enter] キーを押下することで，スクリプトを生成することができる

以下は「 // get all active incidents where the assigned to is inactive 」入力後にText-to-codeスキルを用いた結果

日本語「 // 割り当て先が非アクティブであるアクティブなインシデントをすべて取得する」でコメントした際にもスクリプトが出力される
- 英語と同等の意味を入力としている（つもりだ）が，出力結果が異なっている点は興味深い

本記事では Now Assist for Code の Code Assist について取り上げてみました．

実際に触ってみた感触としては全くの開発入門者というよりかは開発中級者以上のスクリプティングスピードの向上に寄与できそうな印象です．ただ，Text-to-codeで生成されたスクリプトを見て学ぶことも多くありそうですし，何よりコメントからスクリプトが生成されていく様を見るのは楽しいですね．

セキュアコーディングやベストプラクティスに沿ったコーディングが保証されるとより使い勝手が良くなる気がしてます．
なお，YouTube でも動画が配信されている¹ので，ご参考ください．

今後，他の Now Assist 製品についても実際に触りながら整理できればと思ってます！

以下に，本記事では取り扱わなかったその他参考リソースを示す．