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【午前Ⅰ免除なし】システムアーキテクト試験に一発合格した勉強法

Last updated at Posted at 2025-07-20

はじめに

2025年春期の情報処理技術者試験「システムアーキテクト試験(SA)」に合格しました。
この記事では、働きながら合格するために実践した勉強法、使った教材、受験時の所感などをシェアします。

これから受験される方の参考になれば幸いです😌

受験者のプロフィール

  • 年齢:30代前半
  • 職種:SE(主に業務システムの企画・要件定義・PM補佐を担当)
  • 保有資格:基本・応用情報、簿記3級
  • SA受験回数:初回(=一発合格)
  • 備考:応用情報は3回落ちて4回目で合格しました😅

勉強スケジュール

時期 内容 使った時間
試験3か月前〜 午前Ⅰ、午前Ⅱ、午後Ⅰの勉強中心 平日30分〜1h、休日1〜3h
試験2か月前〜 午後Ⅱの論文対策に向き合い始める 平日30分〜1h、休日2〜3h
試験1か月前〜 午後Ⅱの論文集中 平日30分〜1h、休日3~5h程度

合格までの所要勉強時間は100~200時間とネットで見たので、「最低でも100時間は勉強するぞ!」と意気込みで、2ヶ月前からはGoogleスプレッドシートで勉強時間の予定時間と実績時間をカレンダーで管理していました。
実際は、体調不良や予定外の業務、シンプルに頑張れない日などあり、トータルで90時間くらいの着地でした。

睡眠時間が少ないとすぐ体調を崩してしまうタイプなので、平日は試験が近づいても追い込みすぎず休日に集中して勉強するようにしました。

使用教材

【書籍】 情報処理教科書 システムアーキテクト 2025~2026年版

  • 最初は「システムアーキテクトの試験って何するんだろう〜」の状態だったので、まずは午前Ⅱ〜午後Ⅱまでを広く勉強できるこちらの参考書で勉強し始めました。
  • 午後Ⅰの過去問・解説が豊富だったので試験直前までお世話になりました。午後Ⅰはこちら1冊で十分でした。

【書籍】 システムアーキテクト 合格論文の書き方・事例集 第6版 合格論文シリーズ

  • 午後Ⅱの論文の勉強で迷走し始めた頃に、SA保持している上司のおすすめで購入しました。
  • 一冊目に紹介した参考書よりも事例がたくさん載っているので、書き方・考え方が凝り固まらずに「こんなアプローチもできるのか」と参考になりました。
  • 事例、解説だけではなく論文作成のタイムスケジュールや、試験に臨む際の心持ちなども記載されており、初回受験の自分にとってとても頼りになる存在でした。 上司に聞かないと多分買わなかったので、合格した人の話を聞くって大切ですね。

【アプリ】 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ対策 <全問解説付>

  • 午前Ⅱ専用の過去問アプリです。午前Ⅱはこちらをたくさん解けば必ず突破できます◎
  • 小テストの機能があり、小テストにノーミスで合格する回数が増えるほど、アプリ内の広告表示回数が減るという仕組みで、自然にモチベーションも上げてくれる点が素晴らしいなと思いました✨

【Webサイト】 応用情報技術者過去問道場

  • 技術者にとっては言わずと知れたやつですね。午前Ⅰはこちらで対策しました。

各試験区分の対策(と勉強中に思ったこと)

午前Ⅰ(多肢選択式)

  • 過去問道場をひたすら反復
  • 通勤時の満員電車の中で10分で何問解けるか毎朝タイムアタックしていました。
  • 試験は30問だけですが、範囲が広いので地味に辛かったです。

午前II(多肢選択式)

  • 過去問アプリをひたすら反復
  • お昼休みの後半15~20分で勉強するのがルーティンでした。
  • アプリでは小テストをノーミスで合格すればするほどアプリ内でのランクが上がるのですが、試験2週間前くらいに最高ランクになれました。
  • 午前Ⅰほど範囲は広くないので、ここはそんなに時間をかけなくても大丈夫、という感想です!

午後I(記述式)

  • 過去問を時間を測って演習
  • 特に分野などは意識せず、とりあえず参考書の過去問を全部解きました。
    • 一度読むとなんとなく覚えてしまうので、同じ問題を繰り返し解くことはしなかったです。
  • 本番は2問解く必要があるので、試験2週間前からは2問連続で時間を測って演習しました。
  • 答えは全部問題文に書いてあるので、読み飛ばしたり変な勘違いをしないように、丁寧に解くことが大事だな、と思いました。

午後II(論述式)

  • ネタ作りと時間を意識した演習
  • 最初の1ヶ月は過去問を一通り見て、「この設問だったら何が書けるかな…」というネタをひたすら考えていました。
  • 事実を書く必要はありませんが、自分はあまり器用なタイプではないので、設問に合わせて嘘を書くと矛盾が生じてしまうことが何回か論文を書いているとわかりました。そのため極力事実ベースで書く方針にし、自分の6年間の業務経験を事細かに振り返りました。
  • 本番までに合計で10回くらい過去問で演習をやりましたが、最初の4回くらいは1本書き切るのに3~4時間はかかりました。書き終わらず諦めることも。突然7回目くらいで時間内で書き切れるようになりました。(覚醒?)
  • 論文は書き終わらないとA評価はもらえることはないので、練習でもとにかく時間を意識して、論文の構成が未完成でも書き始める!書き切る!ことが大事です。

本番当日の感想

  • まさかの午前Ⅰから不調😭 緊張して見たことある問題もケアレスミスしてしまったのと、AIに関する問題が過去問より大幅に増えておりパニックになりました。 結果的にギリギリで突破できましたが、心が折れかけました。
  • 午前Ⅱは過去問アプリでの対策で、順調に突破。
  • 午後Ⅰは、合っている気も間違っている気もしない…という感じで正直全く手応えなかったのですが、結果は割と高得点でした。パッと答えられない問題で粘りすぎず次に進んで時間が余ったらその問題に戻る、という作戦を取ったのですがそれが良かったかも!
  • 午後Ⅱは2つのテーマから1つ選んで回答するのですが、もう片方が何だったのか思い出せないくらい、自分が回答したテーマが「これだ!これなら事実だけで書ける!」という感じで正直ラッキーでした。 無事時間内で書き切り、最後の5分くらいは燃え尽きて呆然としていました。
  • 冷え性なので寒さ対策をして臨んだのですが(札幌で受験)、試験室の暖房が暑すぎて午後Ⅱの論文回答中は汗だくになりました。ハンカチを机の上に出しておけば良かった…。汗を拭えず汗で論文用紙メコメコにしてしまいました。(冷え性だけど汗っかき)

おわりに

  • 前述の通り、本番は午前Ⅰで本当に心が折れかけたのですが、前日上司に「諦めたら受かるものも受からないから、絶対に諦めないこと」というアドバイスをもらっており、何とか立て直せました。最後の最後に精神論かい、という感じですが、気合も大事。
  • 長文にお付き合いくださりありがとうございました!
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