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月次の電気料金を通知するLINE Botを作ってみた

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↓タイトルの通り、通知Botを作ってみました。(本記事ではHelloWorldまでです。)
Screenshot_20211219-201240.png

目次

1.はじめに
2.要件整理
3.開発手順(設計)
4.開発
5.ここまでの振り返り

1. はじめに

来年以降、同居人と電気料金を折半することになったのですが、
「毎月互いの電気料金を確認・計算するのがめんどくさい」
となり、今回自動化できないかと考えました。

2. 要件整理

要件は以下の通り。

  • スマホで通知が確認できること
  • 月末の決まった日に通知が届くよう、スケジュール機能があること

また言語はPythonとします。
(業務ではJavaしか扱ってこなかったので、たまには別の言語と思い。)

3. 開発手順(設計)

要件にある「通知」の部分はLINEを利用することにしました。
その結果、以下のような手順となります。

  1. LINE通知用のチャンネル作成
  2. コーディング→Herokuにデプロイ
  3. Herokuでスケジュール設定 ← 本記事では一旦ここまで
  4. MoneyForwardのAPI経由で電気料金を取得し、計算結果を返すよう実装

電気料金の取得処理は検討中。MoneyForwardが公開しているAPIで取ってこれるのでは?と思っています。 (無理なら東京ガス or MoneyForwardのマイページからスクレイピング取得?)

4. 開発

4-1. LINE通知用のチャンネル作成

基本的にLINEの公式ページの通り作業すれば解決するので、詳細は割愛いたします。

  • 公式ページ記載の通り、LINE Developersコンソール上でチャンネルを作成。
  • Pythonで実装(まずはHelloWorld)

実装についてはLINE公式ページで
「Herokuにデプロイする用のソースはGitHubにあるソースそのまま使えるヨ」
とありましたので、動作確認だけしたい方は楽かもしれません。

4-2. コーディング→Herokuにデプロイ

こちらも基本的にはLINEの公式ページの通りに作業となります。
ソースコードはGitHub上のサンプルを利用していないため、Herokuのプロジェクト作成手順のみ異なりました。
⇒ Herokuに入ってCreateAppってボタン押すだけなので詳細は割愛。

手順は以下の通り。
* Herokuのアカウント作成(既に作っていたので、割愛)
* Heroku上でプロジェクト作成し、LINEチャンネルのトークン設定
* LINE上でWebhook URLの設定
* 動作確認

■詰まったところ

  • Herokuにpush時に以下のエラーが発生。← 言語指定しないとだめみたい
No default language could be detected for this app.
  • 「requirements.txt」のファイルが無いため、Pythonのプロジェクトと認識してもらえずデプロイエラー
App not compatible with buildpack: https://buildpack-registry.s3.amazonaws.com/buildpacks/heroku/python.tgz
  • 今度はアプリが起動していないとエラーが発生。「Procfile」も必要とのこと。
code=H14 desc="No web processes running" 

上記3件については、ググればすぐ解決方法が見つかったため、ここでの説明は省略。
(Heroku側が参照するファイルとして用意しなければいけないものらしい。)
LINE Developers コンソール上で動作検証を実施し、OKが返却されたので問題無しと判断。
エビデンス.PNG

4-3. Herokuでスケジュール設定

Heroku Schedulerを使って定期実行の設定します。

・Heroku Scheduler を追加(無料枠でもクレジットカード登録が必要)
・定期実行し、LINEに通知が届くか確認

結果は冒頭に添付したLINEの画像の通りとなります。
ソースは以下の通りとなりましたが、
「これ、Flaskで書く必要ない」と、スケジュール設定したタイミングで気が付きました。
(それとPOSTで書くことも間違っている感じはあったのですが、突き進んでしまった。)
curlコマンドでスケジュール実行しているのですが、
そのまま関数実行で完結しそうなので、修正要です。
それと、Herokuのスケジュール機能が月次設定できそうになさそう、とここで気が付きました。
ソース.PNG

5. ここまでの振り返り

  • できたこと
    • LINEMessageAPIの利用方法(設定手順)の理解
    • Python(Flask)の実装方法の理解← HelloWorldレベルでしたが。
    • Herokuでのプロジェクト作成手順と環境変数、設定ファイル周りの理解
  • 課題

    • 事前調査不足(Herokuのスケジュール設定が可能な間隔)
    • 設計誤り(コマンド実行ならFlaskを使う必要が無かった)
  • 思ったこと
    「公式ページに記載されているコードを理解する」
    これが一番苦手なのですが、時間をかけてでも理解すべきだと思いました。
    というのも、不要なコードは何なのかが分からなくなったり、
    公式とは違った処理をする際に実装できなかったりするためです。
    序盤、理解不足のまま進めてしまい、手戻りも発生してしまいました。

少し話は変わりますが、BootStrapを勉強した際にも同じことを思ったことがあります。
公式ページで配布している大量のjs, cssファイルのうち、どれが自分に必要なのか分からず、
中身を確認することに時間がとてもかかりました。その記憶が今回蘇ってきました。

電気料金取得は別記事でまとめます。

以上

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