やりたかったこと
Outlook 2016のデータファイルをOneDriveでクラウドに同期させたかった。
試行錯誤の記録
- ジャンクションポイントかシンボリックリンクでデータファイルのあるフォルダをOneDriveの同期フォルダの下に持ってくる。
- リンクは作れるものの、ファイルが同期される気配なし。
- 昔のバージョンだと出来たのか?
- あきらめてOutlookのデータファイルをOneDriveのフォルダ配下に移動させようとする。
- ググるとOutlook 2010の記事でデータファイルを複数登録し、移動先のデータファイルを既定に設定することで切り替えることで移動させる記事がいくつか引っかかるものの、Outlook 2016では電子メールに紐付いているため「配信先フォルダ」は変更不可。
- マイクロソフトのフォーラムを探しておそらく同じ内容のトピックをいくつか見つけるものの、Outlookのカテゴリのボランティア・モデレータがわけのわからない情報量のない回答しかしておらず、全く役に立たない。
- 「配信先フォルダ」関係の言葉でググっていたところ、以下の記事を見つける。
- https://support.microsoft.com/ja-jp/help/2752583/you-cannot-change-the-location-of-the-offline-outlook-data-file-ost-in
- Outlook 2013以降のバージョンだとデータファイルの場所はプロファイルの作成時のみにしか指定出来ないと書いてある。
- プロファイル作成時にデータファイルにpstファイルを指定しようとする。
- ostファイルでないと受け付けないと怒られる。
- ostファイルからpstの変換はググると引っかかるものの、pstからostへの変換はなさそう。
- 一応、マイクロソフトのフォーラムを見たところ、ボランティア・モデレータがわけのわからない回答を(略
- ostファイルの説明を読むと、IMAPだとほとんど使っていないように読み取れる記述を見つける。
- 単純に新規に任意のフォルダに作ったostファイルにpstファイルをインポートすれば良いのではないかと気付く。(正解)
まとめ
Outlook 2016でデータファイルを任意のフォルダに移動させるための手順は以下の通り。
- Windows 10の場合、Windowsシステムツールの下にあるコントロールパネルからMail(Microsoft Outlook 2016)を選択する。歯車マークの「Windowsの設定画面」からは辿り着けません。
- リンク先の手順でプロファイルを新規作成し、任意のフォルダの下のostファイルを指定します。ファイルがない場合は新規作成されます。
- 作成したプロファイルでOutlookを起動し、インポート機能でpstファイルを取り込みます。